Sep 2021

plante03

無心になる練習は、まだまだ続いてる。

子どもの描く絵は、どうも素敵だ。
でも彼等が、真剣にやってるかというと・・・実は、そうでもない。
むしろ、フワフワとテキトーにやってるように見える。

必ず、今日中に仕上げるぞ。とか
飾っても恥ずかしくないものに。とか
己の感情をぶつけるんだ。とか

そんなこと、まったく、1ミリも考えてない様子



あ〜・・・






P1023352

イラストを、大きなサイズで仕上げる。
いまだに、イラストと絵画の違いをうまく説明できない。

これは親子さん達が、誕生日会で記念撮影するためのもの。
雑誌やチラシなど、何かの引き立て役になるのが、イラストかな。

で、何かの役に立たないのが、絵画です。


う〜ん・・・でも、そこを強く否めないのが悔しい。






plante02

葉っぱは、いいとして・・・

そのまわりが自由過ぎるから、いつもう〜ん・・・となる。
適当に色彩でごまかしたり、効果的にあえて抜いたり。

ちゃんと描くのって、無謀な・・・


あ、そうか、
これが、葉っぱがまだ描けてない、ということなのね。








plante01'

あれから、画家を扱った文学作品を3篇読んでみて、総括。

画家は名声と大金を得ると・・・ロクなことない。だ。


なんか、さっぱりしたので、これからは堂々と逆を行こう。
真っ当な絵が描ければ、それで充分。

そうなると、やらないといけないことが、まあ沢山湧いてきた・・・
ような気がする。手始めに、庭の植物ひとつひとつから。


拾い方だけでも、真っ当に吟味しだすともうなんか、宇宙のよう。







P1023305

ペテルブルグの街並みを散歩してると、家のトイレから声が・・・

今日は朝から下水掃除。何箇所も下水蓋を開け、道具を駆使して掃除。
蚊には30箇所くらい刺されたけど、これまたどうも貫通しない。

仕方なく、業者を呼ぶことに。
すぐに職人気質のおじさんが駆けつけてくれて、高圧洗浄でガーッと。
見事に、全部スッキリやってくれた。もはや、勇者。

詰まってたものがさ〜っと流れるのって、逆に気持ちイイ。


絵もそういう感じがいいな。気をどんどん流していこう。

とりあえず、お仕事の絵から。しかし、大きいねぇw






mousou

ゴーゴリを読んでたら、ヴッと鼻血が出そうになった。

絵具が乾くまでの何気ない一時。こっちはリラックスしてるとこ。
そこに、僕の弱くて苦手なところがそっくりな人物が出てきた。

なんだ、これ・・・

正座してそのまま最後まで読み進める。そしてパタムと本を閉じる。


腰抜けてしまったけど、よいしょと気合いを入れ直す。
・・・がんばろ。






P1023303

この街はどこですか?と絵のなかを訊かれたことが、何度かある。

記憶の寄せ集めです・・・は正直過ぎて、あまり面白くない。
もっと気の利いた回答を考える。


ポーランドの北、バルト海に面したグダニスクという街があってね、
近くを流れるヴィスワ川。この川がまた穏やかで優しいんです。
川沿いには、中世の面影を残した小さな家や教会が点々と続いて・・・

そんな本を前に読んでね。で、この街はまあ、記憶の寄せ集めです。


というのを、さらっと言えるようになりたい。