2025/12/02 Tue

個展後は、ニュートラルな無風状態がしばらく続く。
実はこの時期こそ、絵を描くのがとても大事だったりする。
仕事や用事が降り積もるけど、なるべくアトリエ時間を大切に・・・
画材屋で大きなスケッチブックとパステルを買って、とんと傍に置く。
こっちは誰にも見せないブラックボックス。掃き溜めのような役割かな。
スケッチブックが何十冊にもなる頃は、きっと風通しも良くなるでしょう。
人生後半から、自分らしく歩いていくための、いろいろな準備。
2025/11/29 Sat

18年くらい前かな・・・
中目黒のギャラリーで催した個展で、たまたま僕の絵を観た学生さん。
そして月日が流れ立派な社会人となり、今アトリエで作品を選んでいる。
こういうのって、とても素敵だ。
今後もずっと描き続けていこう・・・と改めて。
あと、これからの人々に少しでも何かを届けられるよう、
新しく動き始めないとな・・・と思った。
2025/11/27 Thu

今日はあい・ぽーと外苑前へ行って、クリスマスコンサートの練習。
久しぶりに多人数で作業すると、純粋に楽しい。いつも独りだからw
今回は、プロジェクターで背景画を投影しながらの人形劇。
光量の高い機種を持参したので、部屋電アリでもくっきりと見えるね。
ピアノの生音を聴きながら、内容を詰めていく。
もうかれこれ、この親子向けコンサートも20年近く続けてるなぁ・・・
いろいろ試行錯誤してきた歴史があるだけに、スタッフとの連携も固い。
僕は絵専門だけど、人形操作にも慣れ親しんできたような気さえする。
あと、腰には気をつけよう。
2025/11/25 Tue

ようやくアトリエも片付いた。
さて・・・と座り直し、筆を持つ。
不自由な自分に苦笑しつつも、ここからはボジティブにいこう。
個展を少しだけ振り返り、そっと蓋をする。
まだまだやること沢山だけど、自分の心だけは踏んづけないようにと。
若い草花はぴんっと反り戻ってくれるけど、これからはね、大切に。
とりあえず、心の声にじっと耳を澄ます・・・
たぶん側から見れば、ただのボンヤリしてるおじさん。
2025/11/24 Mon

久しぶりに樹ガーデンへ行き、社長とお話をたくさんする。
時計の絵を応接室に飾り、それから頼まれてたイラストも渡す。
とあるNPO団体も支援されていて、その企画のひとつ。
親のいない、また片親の子ども約1000人へ贈り物をする、というもの。
それに添えるメッセージカードだね。

自動的に白ワインがすっ・・・と(笑)
ゲヴェルツトラミネール、芳醇な香り。
今回も菊池シェフが、わざわざ特別に作ってくださる。
この生ハムと柿とカマンベールの組み合わせは、ヤバイ。
幸せなひとときを味わう。
2025/11/16 Sun

個展が終了する。
今回は「時間」と「絵画」の関係について、ずっと意識しながら描いた。
でも正直そのふたつとも、よく実態を掴めなかった。奥が深過ぎるし。
ただ、その葛藤の過程で生まれてきた今回の子達は、どれも好きだ。
忙しく通り過ぎる人も、じっくり観る人も、いろんな時間を背負ってる。
それらがこの空間に交わる。ただそれだけ。でもそれだけで面白い。
観測してるのは、どちらもだからね。
いろんなことを考えさせられた、内容の濃い1週間になった。
支えてくださる方々に、深くお礼を申し上げます。
〜 〜 〜 〜 〜

いつまでも余韻に浸っていても仕方が無いので、片付けを開始。
睡眠不足と疲労が祟って、アタマがぼんやりしたまま。
そんななか、子ども達がせっせと動いてくれる。
よちよち歩きの頃から手伝ってたから、もはやベテランだ。
車でアトリエまで運び入れ、無事に終了。
2025/11/15 Sat

明日、日曜日は個展最終日です。
(DMハガキの表記と異なり、16:30終了となります)
時間と絵画の不思議な空間を、ぜひお楽しみください。
2025/11/14 Fri

連日のご来場、誠に有難うございます。
ギャラリーの閉廊時刻変更のお知らせです。
11:00〜17:30(最終日は16:30終了)
(もし到着が遅くなる場合は、ご一報ください。調整いたします)
2025/11/12 Wed

いつも側でサポートしてくれる嫁さん。
僕の絵に関しては、いちばんの塩対応だけど、それもまたイイ。
食べることが大好きなので、ランチ時間はとても大切なのだ。
このギャラリーカフェのグラタンは、なかなか美味しい。
僕は傍らでせっせと動画編集。やはりノートPCは小さくて肩が凝るわ。

ギャラリーを閉め、家に帰って風呂でさっぱりしてから、一服。
ん・・・やっぱり描こうかな、と自転車でアトリエに。
時計用の小さな作品を、静かにコツコツと・・・
絵って、心を落ち着かせる効果もあったりする。
2025/11/11 Tue

個展が始まり、あとはこの空間に居る・・・という時間。
そんななか、人が訪れて作品を観てくれるのが、心から嬉しい。
長い時間、踏ん張った甲斐もあるというもの。
ただ、人並みが途絶え空間にポツンとなると、途端に焦燥感に襲われる。
僕は今、ここに居て、一体何をしてるんだろう・・・と。

SF的な想像として、この世に自分のほか誰も居なくなったとしたら、
果たして絵を描くのか?という問いを、たまに投げたりしている。
たぶん・・・描くと思う。
と、独り言を呟きながら、自分を鍛える時間にもなってる・・・個展て。
2025/11/09 Sun

雨も一時止み、個展会場に無事作品搬入できた。
さすがにフラフラしたけど、嫁さんとふたりでコツコツと作業。
ここのギャラリーは天井が高いので、なんか・・・絵が気持ち良さそうだ。
意外にも絵が多過ぎたので、6枚ほど減らして、ゆったりと飾る。
・・・うん、いいかも
11日からです。ぜひお越しください。
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蒲原元 絵画個展
「時の観測者」
2025年11月11日(火)〜16日(日)
11:00〜17:30(最終日は16:30終了)
GALLERY & CAFE
ジャック&豆の木
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-4-39 松田屋本店ビル1F
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2025/11/07 Fri

個展準備の大詰め。
今まで描いてきた幾つもの作品の、何を仕上げて、何を捨てるか。
もちろん正解はないのだけど、とても濃密でデリケートな時間。
そこに青天の霹靂のようなことが起こり、筆を持つのもおぼつかなくなる。
〜 〜 〜 〜 〜
「今」だけに精神をぎゅっと合わせる。
それから筆を取って、猛烈に作業を再開する。
2025/11/02 Sun

緑の葉っぱを点々と描いてたのだけど・・・
いつのまにか恒星間天体のことなど考えたりして。
「インターステラー」「三体」に想いを馳せていると、宇宙っぽくなり。
ふらりと遊びにきた友人は「珈琲カップみたいね」というし。
まあ・・・どう見ても自由です。
絵というのは、ただ色の現象ですから。
2025/10/24 Fri

「時間」は時計じゃない・・・のはよくわかってるけどさ。
たぶん、光と重力あたりかな・・・とアテをつけてるのだけど、
でもそうなると、もう支離滅裂になってくる。
居直って、真っ白なキャンバスを展示しても、なにも面白くないし。
〜 〜 〜 〜 〜
先日食べた林檎はもう存在しておらず、10月17日の絵の中に残ってる。
もうひとつの林檎は、24日の現在、実物と絵の両方に存在してる。
この日記を今見た人は、写真の中に両方の林檎の存在を確認する。
25日に林檎が無くなっても、絵が加筆されたりしても。
ん・・・時間って観測し始めると、どんどん・・・こう捻れていくのね。
2025/10/21 Tue

老子は、水のように流れるまま生きよと云う。
よし・・・と水のように寝そべったまま、何時間もじ〜っとする。
これ、すごい度胸だ。
でも、まだまだ修行が足りないのだろう。
なにやってんだ、早く作品を描かねばっと、首がすぐ持ち上がってしまう。
水が60%の、ただの人間だ。
時間とは何かを突き詰める為に「時間」に追われてたら、もう笑い草よ。