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個展後は、ニュートラルな無風状態がしばらく続く。
実はこの時期こそ、絵を描くのがとても大事だったりする。

仕事や用事が降り積もるけど、なるべくアトリエ時間を大切に・・・


画材屋で大きなスケッチブックとパステルを買って、とんと傍に置く。
こっちは誰にも見せないブラックボックス。掃き溜めのような役割かな。

スケッチブックが何十冊にもなる頃は、きっと風通しも良くなるでしょう。


人生後半から、自分らしく歩いていくための、いろいろな準備。







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18年くらい前かな・・・

中目黒のギャラリーで催した個展で、たまたま僕の絵を観た学生さん。
そして月日が流れ立派な社会人となり、今アトリエで作品を選んでいる。

こういうのって、とても素敵だ。


今後もずっと描き続けていこう・・・と改めて。

あと、これからの人々に少しでも何かを届けられるよう、
新しく動き始めないとな・・・と思った。







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今日はあい・ぽーと外苑前へ行って、クリスマスコンサートの練習。
久しぶりに多人数で作業すると、純粋に楽しい。いつも独りだからw

今回は、プロジェクターで背景画を投影しながらの人形劇。
光量の高い機種を持参したので、部屋電アリでもくっきりと見えるね。

ピアノの生音を聴きながら、内容を詰めていく。

もうかれこれ、この親子向けコンサートも20年近く続けてるなぁ・・・

いろいろ試行錯誤してきた歴史があるだけに、スタッフとの連携も固い。
僕は絵専門だけど、人形操作にも慣れ親しんできたような気さえする。

あと、腰には気をつけよう。







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ようやくアトリエも片付いた。

さて・・・と座り直し、筆を持つ。
不自由な自分に苦笑しつつも、ここからはボジティブにいこう。

個展を少しだけ振り返り、そっと蓋をする。


まだまだやること沢山だけど、自分の心だけは踏んづけないようにと。
若い草花はぴんっと反り戻ってくれるけど、これからはね、大切に。

とりあえず、心の声にじっと耳を澄ます・・・

たぶん側から見れば、ただのボンヤリしてるおじさん。







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久しぶりに樹ガーデンへ行き、社長とお話をたくさんする。
時計の絵を応接室に飾り、それから頼まれてたイラストも渡す。

とあるNPO団体も支援されていて、その企画のひとつ。
親のいない、また片親の子ども約1000人へ贈り物をする、というもの。
それに添えるメッセージカードだね。


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自動的に白ワインがすっ・・・と(笑)
ゲヴェルツトラミネール、芳醇な香り。

今回も菊池シェフが、わざわざ特別に作ってくださる。
この生ハムと柿とカマンベールの組み合わせは、ヤバイ。

幸せなひとときを味わう。







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個展が終了する。

今回は「時間」と「絵画」の関係について、ずっと意識しながら描いた。
でも正直そのふたつとも、よく実態を掴めなかった。奥が深過ぎるし。

ただ、その葛藤の過程で生まれてきた今回の子達は、どれも好きだ。

忙しく通り過ぎる人も、じっくり観る人も、いろんな時間を背負ってる。
それらがこの空間に交わる。ただそれだけ。でもそれだけで面白い。
観測してるのは、どちらもだからね。

いろんなことを考えさせられた、内容の濃い1週間になった。


支えてくださる方々に、深くお礼を申し上げます。

〜 〜 〜 〜 〜

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いつまでも余韻に浸っていても仕方が無いので、片付けを開始。
睡眠不足と疲労が祟って、アタマがぼんやりしたまま。

そんななか、子ども達がせっせと動いてくれる。
よちよち歩きの頃から手伝ってたから、もはやベテランだ。

車でアトリエまで運び入れ、無事に終了。







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明日、日曜日は個展最終日です。
(DMハガキの表記と異なり、16:30終了となります)

時間と絵画の不思議な空間を、ぜひお楽しみください。







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連日のご来場、誠に有難うございます。

ギャラリーの閉廊時刻変更のお知らせです。
11:00〜17:30(最終日は16:30終了)

(もし到着が遅くなる場合は、ご一報ください。調整いたします)







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いつも側でサポートしてくれる嫁さん。
僕の絵に関しては、いちばんの塩対応だけど、それもまたイイ。

食べることが大好きなので、ランチ時間はとても大切なのだ。
このギャラリーカフェのグラタンは、なかなか美味しい。

僕は傍らでせっせと動画編集。やはりノートPCは小さくて肩が凝るわ。


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ギャラリーを閉め、家に帰って風呂でさっぱりしてから、一服。
ん・・・やっぱり描こうかな、と自転車でアトリエに。


時計用の小さな作品を、静かにコツコツと・・・

絵って、心を落ち着かせる効果もあったりする。







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個展が始まり、あとはこの空間に居る・・・という時間。

そんななか、人が訪れて作品を観てくれるのが、心から嬉しい。
長い時間、踏ん張った甲斐もあるというもの。

ただ、人並みが途絶え空間にポツンとなると、途端に焦燥感に襲われる。
僕は今、ここに居て、一体何をしてるんだろう・・・と。


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SF的な想像として、この世に自分のほか誰も居なくなったとしたら、
果たして絵を描くのか?という問いを、たまに投げたりしている。


たぶん・・・描くと思う。

と、独り言を呟きながら、自分を鍛える時間にもなってる・・・個展て。







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雨も一時止み、個展会場に無事作品搬入できた。
さすがにフラフラしたけど、嫁さんとふたりでコツコツと作業。

ここのギャラリーは天井が高いので、なんか・・・絵が気持ち良さそうだ。

意外にも絵が多過ぎたので、6枚ほど減らして、ゆったりと飾る。

・・・うん、いいかも

11日からです。ぜひお越しください。

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蒲原元 絵画個展
「時の観測者」

2025年11月11日(火)〜16日(日)
11:00〜17:30(最終日は16:30終了)

GALLERY & CAFE
ジャック&豆の木
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-4-39 松田屋本店ビル1F

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個展準備の大詰め。

今まで描いてきた幾つもの作品の、何を仕上げて、何を捨てるか。
もちろん正解はないのだけど、とても濃密でデリケートな時間。

そこに青天の霹靂のようなことが起こり、筆を持つのもおぼつかなくなる。

〜 〜 〜 〜 〜

「今」だけに精神をぎゅっと合わせる。

それから筆を取って、猛烈に作業を再開する。







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緑の葉っぱを点々と描いてたのだけど・・・

いつのまにか恒星間天体のことなど考えたりして。
「インターステラー」「三体」に想いを馳せていると、宇宙っぽくなり。

ふらりと遊びにきた友人は「珈琲カップみたいね」というし。

まあ・・・どう見ても自由です。

絵というのは、ただ色の現象ですから。







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「時間」は時計じゃない・・・のはよくわかってるけどさ。

たぶん、光と重力あたりかな・・・とアテをつけてるのだけど、
でもそうなると、もう支離滅裂になってくる。

居直って、真っ白なキャンバスを展示しても、なにも面白くないし。

〜 〜 〜 〜 〜

先日食べた林檎はもう存在しておらず、10月17日の絵の中に残ってる。
もうひとつの林檎は、24日の現在、実物と絵の両方に存在してる。

この日記を今見た人は、写真の中に両方の林檎の存在を確認する。
25日に林檎が無くなっても、絵が加筆されたりしても。


ん・・・時間って観測し始めると、どんどん・・・こう捻れていくのね。







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老子は、水のように流れるまま生きよと云う。

よし・・・と水のように寝そべったまま、何時間もじ〜っとする。
これ、すごい度胸だ。

でも、まだまだ修行が足りないのだろう。

なにやってんだ、早く作品を描かねばっと、首がすぐ持ち上がってしまう。
水が60%の、ただの人間だ。


時間とは何かを突き詰める為に「時間」に追われてたら、もう笑い草よ。