2025/06/29 Sun

暖簾って・・・いいよね。
空間を仕切りつつも、余白がたっぷりとある。
店側からだと、まずお客様の足元が見え、それから手・顔という順番。
日本人の風習に、とても合ってるなぁと感じる。

第二の人生になって、初の個展(笑)も今日が最終日。
遠くからいろんな方が観に来てくれたことが、なにより嬉しかった。
今回は嫁いでいく子ども達もたくさん。
〜 〜 〜 〜 〜
皆さまに支えられて、続けていられることを実感した1週間。
本当にありがとうございました・・・
2025/06/28 Sat

朝からエアコンを出力最大にしてるのだけど・・・
蔵のなかに5人もいると、もう暑くなってくる。
嫁さんと僕が晴れ夫婦なので、連日の雨予報も外れてカンカン照り。
なんだか、申し訳ないと思う。

汗を拭きながら絵を観てくれる方々には、もはや尊敬しかない。
絵たちは、涼しそうだけどね。
2025/06/25 Wed

地元鎌倉での個展は、実は初めて。
東京の知人たちに気を使って、いつも東京で開催してたような気がする。
でもいざ蓋を開けてみると、逆に鎌倉という場所が嬉しいらしい。
これまでの20年はなんだったのかしら・・・
まあ、そういう勘違いしてたことが多いね、ワタシの人生。

昨晩は久しぶりにゆっくり寝たので、逆に元気が有り余ってしまった。
蔵を閉めてから、家でシャワーを浴び、それから自転車でアトリエへ。
ゆっくりと小さな新作数枚に着手。
また徹夜しちゃったけど、静かで楽しい時間。
2025/06/24 Tue

朝から搬入作業。
アトリエから自家用車で15分という・・・便利さに、目がテン。
今まではトラックレンタカーして、東京まで遥々やってたからね。

手描きの暖簾もセットして、完成。
なんか、蔵って面白いね。
2025/06/21 Sat
2025/06/20 Fri

アトリエにずっと籠りっぱなし。もはやお爺さんのよう。
焦燥感も迷いもなく、かといって高揚感もなく、ただコツコツと・・・
座って小さい絵をやってるので、むしろ座禅に近いのかな。
煩悩の目は開きっぱなしだけど。
2025/06/11 Wed

さっき、ふと我に帰った。
いつの間にか、失敗することを避けてましたね。
こりゃマズイ。もっとどんどん進んで失敗を受け入れないと。
10回ヘマ出したら1回くらいは自然と良い手が出てくるからね。
ここは、動き続けることが大切。

台所の換気扇で一服・・・台上はガラクタが散乱している状態。
そして何気なく片手で弄ってると、いつの間にか熱中してしまい・・・
気付くと2時間も経ってたり。ヘンテコな立体作品が出来てたり。
2025/06/02 Mon

6月に入りました。
個展に向けて、ずっとアトリエ時間。
ちょっと2泊3日ほど籠って、試しに食事を抜いてみた。
これが、なかなかイイ。身体がスッと軽くなって頭が冴えてくるね。
3日目の朝に納豆巻きと味噌汁を食べたら、美味さがじわ〜っと染み渡る。
人生後半は、「足す」よりも「引く」の方向で。
2025/05/26 Mon

友人から絵の注文を受ける。
酒場の風景なので、きっとモチーフの酒瓶が必要でしょう・・・
ということでドンッと贈ってもらった。こういうの嬉しい。

たぶんこの下地に、うまく乗っかりそうな予感がしてる。
栓を抜く前に、仕上げないとね・・・
2025/05/24 Sat

以前作った御朱印帳。ブラックバージョンが届いた。
これはこれで、イイね・・・
というか、作ったのをもう忘れてしまってる感じが、イイ。
2025/05/20 Tue

なるべく日中は、アトリエでずっと過ごすように心掛けてる。
他のことにあまり時間を費やすと、後ろめたさが湧いてくるのでね。
部屋には描き途中の小さな子が30人ほど、じ・・・っと体育座りしてる。
「ちょっとはさあ、自分で服着たり風呂入ったりしたら?」
「・・・・・」
ホント、座ったまま何ひとつ動かないのだ。
仕方なくひとりずつ膝に乗せては、顔を拭いたり髪をとかしてやったり。
・・・相変わらず、下向いてムスッとしとるけどね。
誰かそのうち笑顔になったとしたら、たぶんそれは良い絵だ。
2025/05/12 Mon

先日、韓国演出家と公演の打ち合わせをしたので、ようやく制作開始。
脚本を紐解けば、アニメーションのウェイトがかなり大きい。
テーマがまた難しくて重たいし、本数と尺も長い。
こりゃ・・・笑いながらハイで作らないと、間に合わないすね。
なんか、個展前っていつもこんな風に切羽詰まるね。
2025/05/07 Wed

ああ、今頃は大きなホールで本番だったのになぁ・・・
と、斜線を引いたカレンダーを眺めがら、静かなアトリエでコツコツ。
でもまあ、これで過去となったから、ひとつ気分を切り替えて。
小さい筆で小さい絵を描くスタンスにも、少しずつ慣れてきた。
でも小さいと、ついキレイにまとめがちになってしまうので、
ここは、無垢さと遊び心を忘れずに。
2025/05/01 Thu

さぁ、今のうちに沢山描いといた方がいいね。
・・・とはいえ、気候があまりに良いので、のんびりと胡座をかいたり。
ここが、いつも難しい。
少しゆとりが出来ると、それを満喫しようとするもうひとりの自分。
小説「三体」三部作を読了。今回は2周目なので、じっくりと味わえた。
壮大な宇宙空間と膨大な時の流れのなかで、生命の意義と行末は・・・
目の前の全てが、取るに足らない些細な事象に思えてきたりもすれば、
また何色を塗るかで、この世界がガラッと様変わりしそうな気配もする。
・・・壮大なこと考えてるこの時間が「のんびり」という、パラドックス。
2025/04/25 Fri

透明なブラシクリーナー。
絵筆を洗うほかに、誤って画面に付着した絵具も取り除けたりする。
この「透明」というところが、神聖でちょっと末恐ろしい。
もし世界がブラシクリーナーの液中だったら、と想像する。
描いても描いても、筆先から消えていく世界。
表現行為がすぐさま洗い流され、無為と化していく世界。
・・・いいから、描きなさいよ。