Oct 2021

2021-10-30

毎年、絵本を作るくらいの労力を注いでいる、この作業。
でも今回は、泥沼から上がってきて、もう温泉に浸かってるような気分。

足を揉んだり、手拭いを頭にのせたり。湯気と遠くの山霧を眺めたり。
涼しい秋風が吹くので、ずっと描いていられる。

このまま、つい再来年のぶんまで作っちゃいそうだ。

〜 〜 〜 〜 〜

・・・そろそろ上がって、ビールでも飲もう。






P1023517

あい・ぽーとの来年のカレンダー作り。
これを楽しみにしてる人が多いので、ラフスケッチから気合いを入れる。

力を抜いたまま、力を入れる・・・
ややこしいけど、そんな感じで。

来月のイベントで配布するので、これも納期がギリギリだ。

急がないようにして、急ぐ。

禅問答か。





P1023503

はたけやま裕さんのレコ発ライブ当日。2回延期になった大切なライブだ。

アニメーションは夜中2時過ぎに完成。もう信じ難い遅延と速さだった。
スタッフと知恵と道具を駆使して投影。映像は10曲もある。今回の軸だね。


P1023502

床にペタンと座って深呼吸・・・音楽と表現の流れに寄り添う。
新調したMIDI端子、サブPCとスウィッチャーも見事に機能してくれる。

久しぶりに緊張感のある舞台のおかげで、心がじ〜んと温かくなってきた。
もし走馬灯があるとしたら、きっと記される場面かも。無事に全演目終了。

・・・深い安堵感。支えてくれる人たちへの感謝の気持ち。

そんなぐるんぐるんの状態のまま、帰りの電車。しばし、うたた寝。







jigoku

今回はもう無理だ、と諦めかけてたけど、やっぱりやろうと思った。
いろんな人の手助けのもと、改めて仕事に集中。

イラストとデザインを終わらせてから、アニメーション製作へ戻る。
まあ、よりによって地獄の世界というね。平穏が欲しい時に・・・

でも逆にアリなのかなと。いっそ飛び込もう。
ライブまでの時間が笑っちゃうくらい無いので、どしどし進める。

もう余計なことは、考えない。






P1023451

迷ったり心労が溜まった時は、絵の前に立つと回復したりする。
どういう仕組みなんだろう。絵描きの特異体質かも知れない。

でも、どうにもならない時は、ならないね。

なるようにしか、ならない。







P1023437

絵コンテを睨んでる時間が・・・
まあ、長かった。季節ふたつも越えたし。

でも先刻、いきなりふわっと糸口がみつかる。こんな嬉しいことない。

ようやく晴れて地獄に入れそうだ。
静かな夜更けに、極楽気分で地獄の描写に取り掛かる。

これからの作業の量は地獄だけどね。

まあ、なんとかなる。進んでさえいれば。






P1023443

友人夫婦のお店が新規移転するので、看板など諸々のデザイン。

僕が抱いてる現在のお店のイメージと、彼等がこれから作りたいイメージ

そこに若干の差異が出てくる。まあ、当然だよね。


これ!という反応が出てくるまで、いくらでも出していこうと思ってる。


えっ、それ?というものに決まることも、稀にある。

デザインは、どこまでも難しい・・・










P1023377

午前中にぐ〜っと集中して、細かく筆を入れる。
最後に、ふわっと風の枯葉を舞い上がらせて、終了。


P1023368

社長に誘われて、テラス席で一緒にフルコースランチ。
海老のフリットと鱧の蒲焼き。仔羊のロティー。キノコのカルボナーラ。

宇宙開発のこと、環境のこと、時の行く末のこと。会話は尽きない。


ん・・・、山の桜がぽつぽつ咲いてる。なんだろう。








P1023356

恒例の樹ガーデン。自転が速くなってることには・・・慣れてきた。

この構図にも飽きてきたので、前の絵はどんどん消していこう。
今回は、絵具もたっぷり全色あるし、惜しみなく。


P1023365

この際だから、側面も棚台にも筆を入れてしまおう。
こう、立体に捉えられるのも、壁画特有の遊び方だ。

夕方までみっちり遊んでると、さすがにヘロヘロに。

夜ごはんを口に入れたまま寝てしまいそう。







IMG_0074

こういう時点では、頭の中はからっぽだ。
どこをどう塗ってきたのか、よく覚えてない。

最近忘れっぽくなってきたけど、これは違う。最初から記憶してない。


spot01

そのすぐ後、スケッチブックに描いてたのは・・・ん、なんだろ
たぶん、読んでた小説のなにかだ。もしくは、遠い記憶のなにかだ。

それから、エロいことや第二次大戦のことや、夕食の献立を考える。


頭の中は・・・ホントからっぽなのかも知れない。