成長

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次男は少食。そして背が小さいのがコンプレックスらしい。

卒業式の服や来年度の学ランは、長男のお下がり。ちょいダブダブだ。
とはいえ・・・急にこんな食べても大きくはならんだろ。

焦ったりムキに頑張ったりするところが、なんか僕に似てる。


好きなチャップリンの「サニーサイド」の真似してるのかな・・・
そういうとこも似てる。







動物日誌

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ワシの巣作り方法が、ユニークだ。

トゲのある硬い外壁、芝や枯葉の内壁、そして己の羽毛で柔らか仕上げに。
そこで卵を産み、雛鳥を大事に大事に育てていく。

しかし大きくなると、まず羽毛を退かし、枯葉を退かし、終いはトゲだけ。
痛さに耐えられない雛鳥たちは、意を決して空を飛ぶことを身につける。

・・・というような情報が満載の、末っ子娘の作る動物日誌。


博学だね、と褒めると「ネットから」
絵うまいね、と褒めると「れい(長男)に描かせた」

なんか、やり手女社長みたいな風格さえ漂い始めてる。

もし羽毛を退かしたら、僕が飛ばされそう。







柿ピー

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コンビニに行くと、実にいろいろな酒のつまみが置いてある。
缶詰やパックものやら、実に豪華絢爛な品揃え。でも一周回って柿ピー。

わさび味や梅味も悪くない。青海苔や七味で着飾った時期もあったけど、
やっぱり普通のやつに戻ってくる。

セブンのが好きだ。ややピーナッツが多いので、種一袋と合わせると完璧。


・・・どうでもいい日記になったぞ。







マキサガシ

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近所の畑道を奥に進んでいくと、ポツンと剪定材の集積所がある。
雰囲気は、荒涼としたチベットの郊外のよう。

ここでは、丸太がいくらでも無料なのだ。

ニシン漁のように、嫁さんと長男でせっせと車に積み込む。
別に悪い事してるわけじゃないのに、なんか窃盗犯の気分。急げ・・・


薪割りして、来年の冬用に。

あとは立体作品に。







図書館

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ドン・キホーテ店内に入ると、目がチカチカして頭痛になってしまう。
でもセルバンテスは一回、じっくりと読んでみたいと思ってた。分厚いね。

とその前に、図書館で一緒に借りてきた回想記に、軽く目を通す。
アンナ・ドストエフスカヤの手記。ドストエフスキーの奥さんだ。

これが・・・すっごく面白い。

夫の死から30年が経ち、自身70歳手前にして初めて書いた回想記だ。
わたくしの不慣れや読み辛い箇所などはご寛大に・・と断ってあるけど、
いやもう、人間性の清らかさが文章全体に溢れ出て、充分魅力的な本に。

若きアンナが教会の庭樹の下で、『デイヴィッド・コパフィールド』を
熱心に読んでるのには、思わずびっくり・・・

脇で速記をしながら、孤独な夫とその著作を全身全霊で支えていくアンナ。
おかげでドストエフスキーの見方が、がらりと変わってしまった。

病身で借金を抱え、親族にたかられ、悪徳出版者に掠められながらの執筆。
家具を質に入れたり、金銭的にとても苦しい状況でも文句一つ言わず、

「わたしがミスター・ミコーバーで、あなたがミセス・ミコーバー」
とユーモアを言うドストエフスキーが、とても素敵だ。

彼もディケンズ、大好きなんですね・・・







みいのことぶき

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福岡のライブでお世話になった方から、日本酒が贈られてきた。

先月東京で会った時に、映画『SLAM DUNK』の話で盛り上がったのだ。
良い演出、臨場感のある映像、もうシビレれますよね〜・・・とw

なんでも、作者お気に入りの酒とあって、あの『三井 寿』が命名されたと。

赤と白のユニフォームで、どんっと降臨。

畏まって、手が出ないなぁ・・・


いや、やっぱ飲んじゃおう。







神話

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またなんか・・・神話が気になってきて。

日本の次は、エジプトやギリシャ、北欧やインドなど、世界各地の神話。
つらつらと読み進めながらも、頭の中は『?』がいっぱい。

神様なのに、もうなんか、煩悩のかたまりじゃない。
人間って、大丈夫・・・?と逆に心配になってくる。

鋳型のように理想像を反転してあるのかなぁ。

「地球人ってどんなよ」と宇宙人に尋ねられたらどうしよう・・・
神話書を後ろ手に、もじもじしてる自分がいる。







檸檬

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最近、国産レモンがぐっとお手頃になってきた。嬉しいね。
皮をかじっても、全く苦くない。というか「食べれます」の表記。

生牡蠣を1パック買って、きゅっと絞って小葱と醤油でつるっと。
嗚呼・・・台所で料理しながら、こっそり嗜むオトナのおつまみ。

しかし今年から、子ども達も牡蠣を食べれるようになってしまった。
というか、むしろ大好きらしい。

かつて4個は食べれたものが、今や2個。時には1個に。
「いいよいいよ、もっと食べなさい」と勧める自分。


・・・超エライ。

で、ウソつき。








コロッケ

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蕎麦に入れるなど、邪道の極み。

しかし立ち食い蕎麦屋に行くと、つい注文してしまう。落語のせいだ。
コロッケ自身、己の行く末にがっかりしてる感じが、また切なくて良い。

もちろんそこにも、味の優劣はある。
今のところ、地元にある『大船そば』が、1位だ。


そして、これを人に教えても「へ〜・・」で終わる感じが、またね。







Beats

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スーパーに行ったら、ごろんとした天然のビーツが売ってた。
よしっ、食べよう。

見た目は大根や蕪っぽいけど、ほうれん草の仲間なのだ。
ストンと切ると、悪魔のように真っ赤。いいねぇ・・・

おとぎ話の魔女のように、大鍋でじっくりと煮込む。うひひ。


・・・まあ、普通においしいシチュー。







書き初め

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昔、欧州から日本に来た宣教師を驚かせたのが、民の読み書き水準の高さ。
フランスにいた時も、漢字書いただけで周りに「おーっ」と感嘆された。

しかし、言わずもがな、僕はヘタである。知らないが故の「おーっ」だ。

そして姫も、しっかりDNAを継承している。去年とまるで変化なし。


ヘタ同士で「おーっ」「やるねぇ」と褒め称える姿は、実に間抜け。

でもまあ、ほのぼのはするけど。







大晦日

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大晦日は、いつものように静か。
独り台所で酒をちびちび、鯛を煮る。いつもの鯛の煮凝り。

昼間本屋へ行った時に、すれ違った女性。手には文庫本が2冊。
サリンジャーとヘッセの『デーミアン』・・・う〜ん。

きっと彼女も今頃、台所で鯛を煮てるに違いない。


オタマ片手に日本酒を啜りながら、ふと一年を振り返ってみる。
・・・あまりよく思い出せない。まあ、生きてることに感謝しよう。

ところで、ディケンズの『二都物語』。
これがまた、びっくりするくらい面白かった。つい大人買い。