Mar 2023

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バナナはこっちの方が好きなので、前回の絵を修正して、パパイヤに。
・・・うん。良いね、パパイヤ。

このシリーズで、来週また公募展に出そうかと。懲りないなぁ・・・ w

〜 〜 〜 〜 〜

有難いことに、お仕事でまたいろいろと忙しくなりそう。
ここは僕が踏ん張って、それ以外は元坊に全部捧げよう。


夏は、ウチの犬同様に役立たなくなるから、それまではエンジンフルに。







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ノーチラス号に乗って広大な海底世界を彷徨ってる。凄い小説だ・・・

偉大なジュール・ヴェルヌ。調べてみると・・・ん、ナント生まれ?

22歳の時、住んでた街だ。ロワール川のフェイドー島(今は地続き)で
幼少期を過ごし〜、とある。毎日歩いてたところじゃない。
おまけに川沿いを少し下流へ行くと、博物館もあるらしい。

ん〜・・・何とも恥ずかしい。全く知らなかった。
なんか、22歳からもう一回人生やり直した方がいいくらい。

・・・いや、やっぱり今のままでいいか。若い頃ってしんどかったし。


気を取り直して、苔や雑草と向き合う。小さな世界を、丁寧に大きく。







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えっ・・・ピンポンダッシュやったことあるの?

と、夕食時に子ども達が目を丸くして問う。もちろんだ、と胸を張る。
そして成功のテクニックとその時の高揚感を克明に解説して、引かれる。

今や、悪いことをしたらすぐに叩かれる時代。完全にアウトだ。
おまけに現代の子ども達は皆忙しいから、そんなことやる暇もないだろね。


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その点、今でもある意味、僕は暇なんだろうな・・・

こんな感じで果物を大きく描いちゃうのって、相当だろう。


一応、ピンポンダッシュよりは、楽しい。







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サマセット・モームの『月と六ペンス』をパタムと閉じる。
あぁ・・・すごく面白かった。絵描きゆえに、ず〜んと沁みてくる。

特にストリックランド(ゴーギャンがモデル)とストルーヴ(三流画家)
この二人のコントラストが、滑稽なほど見事に呈されてる。

ストルーヴと同じような社会性を持ってる僕自身が、イヤになるのね。

一方、天才で粗暴なストリックランドは、人として大っ嫌いなんだけど、
彼の絵にはもう、畏怖の念を抱いてしまう。

・・・そこが、何とも悔しい。


個展準備中に、こういう本は読むべきじゃないすね w

ジュール・ヴェルヌの『海底二万里』を開く。・・・うん、いいね。







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独りで部屋に籠って、ペトペトと色を塗ったり拭ったり。
これ以上ないくらい、アナログだ。旧石器時代と同じじゃないか。

もし高度文明の宇宙人が、地球人サンプルとして僕を選別したら、困る。


・・・いやいや、違うんです。地球人はもっと進歩してるんです。
スマホで何でも操作してますし、AIもかなり進んでますよ。

・・・△□○△□○。

・・・そうです、林檎です。えっと、視覚がバグってる訳じゃないんです。
手先も麻痺してないです。一応まあ、好きでやってるというか・・・


一体、地球人がどの文明レベルに評価されたのかは、知る由もない。

つうか、よそでやってくれないかな。






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だいぶ先の予定だけど、舞台の美術として下見。

久しぶりに下北沢へ来たけど、まあ駅周りが新しくハイセンスな空間に。
オシャレな若者や外国人が行き交うなか、もっさり芝居人たちと坊主画家。

お金稼ぐのがヘタで、目立つのが苦手な、ゆかいな仲間たち。


でもお酒の知識は、それはもう見事なもの。







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気がつくと・・・眉間にシワ寄せて、しかめっ面。

時間がないとはいえ、大人の僕が前に出てくると、途端につまらなくなる。
プレーキ踏んで、ふ〜っと深呼吸。後ろの座席に戻ってごろんと寝転がる。

今回は余計な口出ししないって決めたからね。
寝転がりながら、口笛を吹いたり。ぼんやり雲を眺めたり。


すっごい度胸と信頼が必要だなぁ・・・この寝転がりは。







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あ〜・・・、またガラクタで立体作り始めてる。

一旦これやると、しつこいくらい没頭するから、困るのだ。
はやく子ども達を育てないといけないのに、犬猫を沢山拾ってくる感じ。

もはや「癖」みたいなものだから、もう諦めるしかない。


きっとこれは・・・また、店だな。孤独な店長の。

たぶん、魚屋かなんかだな。







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これから描く作品と未完成作品に埋もれながら、ふ〜っと溜め息。

作品が僕の子ども達だとしたら、およそ赤ん坊から高校生まで実に様々。
全員で高校卒業式を迎える時が、個展初日という感じかな。

今はまだ、幼稚園年長や小学4年生や中2やらが、わちゃわちゃしてる。
学校辞めると言う奴が出たり、大きな赤ん坊が産まれそうだったり・・・

言わずもがな、子育ての醍醐味というか本番は、この「今」である。


この時間を、じっくりと味わうのが、人生の大きな贅沢。







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2枚とも落選の通知・・・まじですか。

心の内から黒い渦が湧いてきて、それを消し飛ばすのに3日間もかかった。
つうか、自分にまだこんな黒いモノ残ってたのか〜、という方が驚き。

エアコンのフィルターを外したら、知らない埃がごっそり溜まってた気分。

〜 〜 〜 〜 〜

さて、さっぱりしたところで、再び筆を静かに動かし始める。

ん、なんだろ・・・気のせいか、筆が滑らかになってる。


『落選』→『心の黒いモノ吐き出す』
を繰り返せば繰り返すほど、心と絵が清らかになる仕組みなのか?

ヨボヨボ老人になるまで落選し続けたら、もうすっごく清らかに。







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アトリエの正面壁は、すっごく硬い材質なので画鋲が全く刺さらない。
遮音性の高さは助かるけど、生乾きの作品の置き場には常に困ってる状態。

つい出来心で、キャンバス釘をぽんっと打ってみたら、なんと刺さったw
キャンバス釘って、先端が異様に鋭いのだ。

・・・この喜びは、僕にしかわからない。4年越しのユリイカ。

アトリエが、格段に快適になった。


でも来年辺り、天井が低くて常に困ってる・・・とか言ってそう。