May 2023

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いつも特注で額を作ってもらってる、額工房『ラセット』
少ない言葉だけで、僕の意図をぱっと理解してくれるので、有難い。

まるで、高級なスーツを身に纏った息子達のよう。

お、いつの間にか立派になって、まあ・・・
じゃ、元気で。いってらっしゃい。と、郵便局から見送る。


静かなアトリエに久しぶりに戻って、部屋の後片付け。

・・・こういう時間が、ワリと好きなのだ。







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期限ギリギリになってしまったけど、なんとか無事に全作業が完了。
いやいや・・・正直ホッとして、五感がほどけそう w

和室から大きくリフォーム。でも洋室でもない空間。ワリと気に入ってる。


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ティースペースも、シックな色調にグレードアップ。
個展で皆様から好評だった絵は、ここに落ち着きました。幸せな子です。


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ここは、左官職人の如く塗りに塗って、なんとか柔らかい雰囲気に。

左官職人と画家って、従兄弟のような職業スキルがあると思う。
ムラを良しとするのが、後者の特徴。

・・・個展をもうひとつやったような、深い充足感。


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子育てひろば『あい・ぽーと』外苑前
GARDEN CAFE
OPEN 10:00〜16:30(月〜土)
※ ご利用には会員登録が必要です
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ティースペースの間仕切りとしてのプランターラック。ようやく完成。
試行錯誤したけど、がっしりと作ったので安定感あるね。


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今回の新しい相棒は、このインパクトドライバ。
小さいけどかなり強力。木材はもちろんコンクリート壁も余裕でイケる。

今度、立体作品でも使ってみようかしら。


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授乳室が古いタイル地なので、パテ埋めしてから漆喰。上からペンキ。
そして、ようやく絵筆の登場かな。

為さずして成すべし・・・とか、老子の爺さんが邪魔しなきゃいいけど。







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ペンキ塗装も落ち着いてきた。3度塗りしたので、時間掛かったけど。

手前の部屋は2トーンにして、看板・装飾なども少しずつ。
う〜ん・・・でも、もっと大胆なデザインにしたいなぁ。


行き帰りの電車では、ゆっくり『カンディード 他五編』を読んでる。
1700年代という昔の小説なのに、すごくウィットに富んでて、鮮やか。

徳を積んで善業を成した人がいても、逆に妬まれたり国を追われたり。
シニカルだけど、なんか妙にリアルだ。

人間社会ってホンマに・・・と呆れちゃうけど、不思議と元気が出てくる。







2023-05-21

よし、明日は思い切り寝坊しよう・・・
と決め込んで、夜中にゴッド・ファーザーをじっくり観る。

まあ、いつも通りに朝目が覚める。

葉山へお墓参りしたり、個展で頂いたお菓子やお酒を味見したり。
ボル毛の掃除をしたり・・・久しぶりの家時間。


梅の実と紫陽花を描きながら、マイケルの苦悩多き人生に思いを寄せたり。

でもやっぱり、ヴィトー・コルレオーネ。器が大きくて、カッコイイなぁ。







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照明を変えてから、全面をミルキーホワイト塗装。
アクセントで、ライトグレーより一段階明るいソフトグレーを。

しかし・・・天井がこたえますね w

昔、カトリック教会の天井画を描いた人たちって、凄いなぁと思う。
才能やテクニック以前に、まず体力だ。

絵筆登場までの道のり、まだ遠し。







 

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さて、次はこの空間をリフォームして、カフェレストランに。

電鋸やインパクトドライバを持参して、材料をどっさりと搬入。
スタッフを長らく待たせてしまったので、これは期限内に必ず仕上げよう。

〜 〜 〜 〜 〜

ドゥルルッと木材にネジを打ち込みながらも、頭の中は夢遊状態。

「ここがこうなるといいな・・・」を連呼しながら手を動かしてるので、
絵を描いてる時と、然程変わらないかも知れない。

最後は絵具と筆が登場するので・・・うん、同じだ。







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個展も、無事に終了。

いやはや・・・ホッと胸を撫でおろす。

ここの空間の「気」が穏やかだった。毎日在廊してたけど、ストレスないね。
むしろ心身共に回復してる。観に来てくれた方々に、心からの感謝。


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レンタカーの時間もあるので、テキパキと搬出作業。

助手たちの手練れ感がすごい。赤ん坊の頃からやってるベテラン勢だ。
雨に降られながらも、藤沢のアトリエまで運び入れて、ようやく完了。

どうも、おつかれさまでした・・・







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子どもたちを山や海へ連れていくと、楽しそうに走り回る。
連れていくまでが一苦労だけどね・・・

そんな感じで、ここの空間にいる絵たちは、実に気持ち良さそう。


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立体作品が、とくに生き生きしてて・・・
絵たちよりも目立っているという。まあ、いいけど。

日曜日の夕方まで、ここにいます。







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今まで展示空間では、ライトの役割と効果が、とても重要だった

でもここだと・・・そんなに。
自然光や天窓だけで、もう充分に心地良い。




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そんななか、すっ・・と最新アルバムが手元に。
これは、いいですねぇ。

『Rousoku』- kento ohgiya Unknown Colors -

扇谷研人さんも花れんさんも、素敵な感じで絵画たちの間をふわりふらり。


やっぱり音楽家って、なんかいいなぁ・・・







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1階のこの空間が明るくて、とてもバナナ日和。

隅の立体作品は、何人かに傘立てと勘違いされる。


久しぶりの、ギャラリー時間。
2階に居座って、ぼ〜っとしたり、仕事したり、おしゃべりしたり・・・

窓から入ってくる風が心地良くて、ウトウトしたり。








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雨が止んでくれて、助かった・・・

ワゴンを借りて、アトリエからギャラリーへ搬入作業。
HPが2しか残ってないオレンジ状態な、無心坊主。


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いや、余計なこと考えないと、意外と早いね・・・

夕方、無事に展示完了。


ご来場、是非お待ちしております。







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さて、描くのも今日が大詰めかな。

嵐の中を漕いでたような1週間だったので、あまりよく覚えてない。

たぶんこの絵も・・・飾らないんだろうなぁ。
仕上げるのを一所懸命拒否したい気質が、僕にはあるんだと思う。

そんなヒトが個展すること自体、矛盾を孕んでる。そこがまた、ね。


とりあえず、漕いでいこう。







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欠伸をしながら、早朝の光のなか。

たぶん、これは飾らないだろうな・・・と思いながらも、描く。
こんなのばっかりだ。


ばっかり人生。