Dec 2022

P1045848

カウンターに座って、ウイスキーを注文。
静かにゆっくり舐めていると、隣席に人がスッと腰を降ろす。

「実は、こういうことがありまして・・」と、徐に長い話を語り始める。

僕にとって読書って、こんな感じだ。

相手が英国貴族の執事だったり、南米の村人だったり、第2次大戦中の
亡命者だったり、明治時代の学生だったり・・・

へ〜・・なるほど。そうだったんですか。と相槌打ってるだけで面白い。
だって、しゃべりがホント、巧いんだもの。

誇張や多少の嘘はあるでしょう。でも話を聞いてるこの時間は、現実だ。


話し相手になってくれる絵、というのもいいね。ぜひ描きたい。






P1045824

自転車をのんびり漕いで、樹ガーデンへ。

会長と社長にお会いして、ゆっくりとお話し。
お店のことから、社会のこと絵のこと更に宇宙のことまで、話は尽きない。

VIPルームにて、河豚の唐揚げ・クラムチャウダー・和牛ステーキ...etc
ブルゴーニュのオート・コート・ド・ニュイ。なんと幸せな・・・


このカフェレストランが閉鎖になるのは、鎌倉市の大きな損失だね。
市民や客層から、いろいろと動きも出てるらしい。

時間はかかろうと、良き方向へと進んでいくことに多いに期待。


P1045827

アトリエに戻ってから、鉛筆でいろいろと構想を練る。
心なしか、線の動きが滑らか。

もっと社会の役に立ちたいなと、ほろ酔いのクセに意気込む画家、ここに。







P1045797

「ぴょ〜ん」は毎回、チビーズ達の飛ぶ姿がおっかしくて、笑ってしまう。
心がキレイだから、部屋の空気が澄んでるのね。4回公演も無事終了。

それから電車に乗って西荻窪へ。電車内の空気の、また淀んでることw

ただあやのさんの個展を拝見。
昔、個展でお会いした時は学生さんだったけど、もはや立派な画家。
心の内側を、丁寧に、そして静かに表現している姿に、大きな拍手。

嬉しいね・・・


P1045812

中野の乱雑した飲屋街、煙モクモクのやきとん屋で独り呑み。
カウンターで、ふと・・・「山月記」を回想。そそくさと席を立つ。


アトリエに戻ってから、夜中までこてこて描き続ける。

虎になっちゃ、おしまいよ。







P1045765

久しぶりにあい・ぽーとコンサート。麹町と外苑前で2ステージ。
やはり皆で協力してイベントするのっていいなぁ・・・、と改めて実感。

おそらく何処もデジタルまみれだろうから、今回は全てアナログにした。

「ぴょ〜ん」も「おばあさんのスープ」でのライブペインティングも、
予想以上の子ども達の食いつき。これは作った甲斐がある。

賑やかでごちゃごちゃ。まるでエミール・クストリッツァの映画のよう。

・・・いいね。







P1045752

のびのびした絵を描きたいなぁ、という想いが常にある。

余計な色彩や手数は、少なければ少ないほど、いい。
絵も音楽も物語も。人間もね。

ただ、うっかりしてると筆というものは、すぐ饒舌になる。

いかんいかん・・・


ここは気合入れて、のんびり行こう。







P1045749

アトリエの整理がてら、ラック収納の作品群を引っ張り出す。
お、懐かしいなと思ったり。なんじゃこりゃ、と呆れたり。

基本、昔の絵は触らない方が良い。

でも惜しい作品は、ちょっと筆を入れるだけで俄然良くなったりもする。
入れるか踏み留まるか、そのさじ加減が実に難しいのだ。


まあ・・・大体いつも、入れちゃうんだけどさ。

これもクセだ。