Sep 2024

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厚紙に地図を描いて、細分化して飾ろうと思ってたけど・・・

構成がややこしく厄介になってきたので、もう思い切ってそのまま壁描き。

本来描くべきじゃないところに描くのは、得意だ。
そして・・・もう後戻り出来ない感が、なんとも言えずイイ。


あと、一から描いてると・・・ん〜、ここは国かな・・・湖だっけ?とか、
ホントこの形で合ってる?という国境があったり。知らないこと、多し。

まるで、居残り勉強させられてる気分。







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あれから、ずっとトントンやってる。

緑の類似色って、デジタル弱いんだね・・・どう撮っても、ぺたっとなる。
いや、人間の眼の方が特殊なのかな。

自分でも呆れるくらいの太さの樹になった。そのままにしておこう。

〜 〜 〜 〜 〜

ふわっと、そよ風が吹いた気がしたので・・・筆を置いて、完成。







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今の気分は・・・ミドリ。

どかっと胡座をかいて、黄緑・浅緑・深緑の点を不規則に並べていく。
なんだろ・・・すっごい落ち着く。お坊さん一歩手前な感じ。


人間の理性や論理で繰り広げられる小説に、少々お腹いっぱいなところ。

いま手元には、『城』フランツ・カフカ (1926)
若い頃に読んだ時は、意味不明で挫折した記憶がある。

今は、このよくわからない感じが、なんとも心地良い。







2024-09-20

夕食の時、娘が「デンマークって何処?」というと
「ん〜、ドイツの首都だっけ・・・」と長男。

これは・・・やばい w

とりあえず、企画や仕事を片してから、ひとつ大きな世界地図を作ろう。
そして食卓の壁面に、ど〜んと貼り付けておこう。

国名と場所を把握しておくのは、地球人としてのエチケットかなと。


そういう僕も、アフリカ方面がいまだに弱いので、自分のためにも。







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とある企画のアイデアの為に、汚れたダンボールを用意。

試しに油絵で描いてみると・・・ああ、これっ。すごく懐かしい感覚 w


二十歳くらいの頃は、道で拾ったダンボールに毎日描いてたね。
オルセーで初めてロートレックを観た時、粗末なボール紙に描かれた作品に
心から感動して・・・それでやり始めたのかな。

やがてギャラリーで展示するようになってから、オーナーや客達に諭され、
従来のキャンバス描きになっていったんだと思う。


・・・でも、やっぱ好きだなぁ。ダンボール。







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『ファウスト博士』の中巻まで来て、ん〜・・・?となった。
読み応えあって面白いけど、博士ではなく若い音楽家の話が続く。

ここはやはり『ファウスト』ゲーテ (1808/1833))を精読せんと。

二部構成の戯曲作品。とくに第二部の二〜三幕が・・・ぶっ飛んでる。
魔女から怪物から悪魔から歴代の神々まで、キャラ大博覧会のように
まあ好き勝手に喋り散らす。このどーかしてる感と熱量は、凄まじい。

〜 〜 〜 〜 〜

全幕が終わり、ふ〜っ・・・と長い溜息。

悪魔(メフィスト)の方が、むしろ常識人っぽくて、なんか気の毒 w
ホント、人間ってなんだろね・・・すっごく最近の悩みのタネ。







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ちょっと前に読んで、とても面白かった『あら皮』バルザック(1831)

自殺する手前だった若者が、偶然にも骨董屋で不思議なあら皮を手に入れる。
願いを口にすると何でも叶い、その都度皮は縮み、同様に命も縮めていく。

こういう悪魔との契約っぽい、ファウスト的な感じ・・・好きだなぁ。


絵筆を持ちながら悶々としてると、ついつい何かを求めてしまう。

・・・だって、難しいんだもの。







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『魔の山』最後に方に出てくる、ペーペルコルンというオランダ人。
終始ヘンテコで意味不明な喋り方をする、大きな手をした年配の経営者。

「ペーペルコルンは、今ブランデーを一杯ひっかけます」と自分で言う w

しかし、あの論理的弁舌の鬼であるゼテムブリーニとナフタが束になっても
彼には到底敵わない。なんだろね・・・王者の気質かな。好きな人物だ。


小説を読む愉しみのひとつが、個性豊かな人物に出会えること。

次は『ファウスト博士』トーマス・マン (1947) の世界に、そっと入る。