2024/09/30 Mon
厚紙に地図を描いて、細分化して飾ろうと思ってたけど・・・
構成がややこしく厄介になってきたので、もう思い切ってそのまま壁描き。
本来描くべきじゃないところに描くのは、得意だ。
そして・・・もう後戻り出来ない感が、なんとも言えずイイ。
あと、一から描いてると・・・ん〜、ここは国かな・・・湖だっけ?とか、
ホントこの形で合ってる?という国境があったり。知らないこと、多し。
まるで、居残り勉強させられてる気分。
2024/09/27 Fri
あれから、ずっとトントンやってる。
緑の類似色って、デジタル弱いんだね・・・どう撮っても、ぺたっとなる。
いや、人間の眼の方が特殊なのかな。
自分でも呆れるくらいの太さの樹になった。そのままにしておこう。
〜 〜 〜 〜 〜
ふわっと、そよ風が吹いた気がしたので・・・筆を置いて、完成。
2024/09/22 Sun
今の気分は・・・ミドリ。
どかっと胡座をかいて、黄緑・浅緑・深緑の点を不規則に並べていく。
なんだろ・・・すっごい落ち着く。お坊さん一歩手前な感じ。
人間の理性や論理で繰り広げられる小説に、少々お腹いっぱいなところ。
いま手元には、『城』フランツ・カフカ (1926)
若い頃に読んだ時は、意味不明で挫折した記憶がある。
今は、このよくわからない感じが、なんとも心地良い。
2024/09/19 Thu
夕食の時、娘が「デンマークって何処?」というと
「ん〜、ドイツの首都だっけ・・・」と長男。
これは・・・やばい w
とりあえず、企画や仕事を片してから、ひとつ大きな世界地図を作ろう。
そして食卓の壁面に、ど〜んと貼り付けておこう。
国名と場所を把握しておくのは、地球人としてのエチケットかなと。
そういう僕も、アフリカ方面がいまだに弱いので、自分のためにも。
2024/09/12 Thu
とある企画のアイデアの為に、汚れたダンボールを用意。
試しに油絵で描いてみると・・・ああ、これっ。すごく懐かしい感覚 w
二十歳くらいの頃は、道で拾ったダンボールに毎日描いてたね。
オルセーで初めてロートレックを観た時、粗末なボール紙に描かれた作品に
心から感動して・・・それでやり始めたのかな。
やがてギャラリーで展示するようになってから、オーナーや客達に諭され、
従来のキャンバス描きになっていったんだと思う。
・・・でも、やっぱ好きだなぁ。ダンボール。
2024/09/07 Sat
『ファウスト博士』の中巻まで来て、ん〜・・・?となった。
読み応えあって面白いけど、博士ではなく若い音楽家の話が続く。
ここはやはり『ファウスト』ゲーテ (1808/1833))を精読せんと。
二部構成の戯曲作品。とくに第二部の二〜三幕が・・・ぶっ飛んでる。
魔女から怪物から悪魔から歴代の神々まで、キャラ大博覧会のように
まあ好き勝手に喋り散らす。このどーかしてる感と熱量は、凄まじい。
〜 〜 〜 〜 〜
全幕が終わり、ふ〜っ・・・と長い溜息。
悪魔(メフィスト)の方が、むしろ常識人っぽくて、なんか気の毒 w
ホント、人間ってなんだろね・・・すっごく最近の悩みのタネ。
2024/09/04 Wed
ちょっと前に読んで、とても面白かった『あら皮』バルザック(1831)
自殺する手前だった若者が、偶然にも骨董屋で不思議なあら皮を手に入れる。
願いを口にすると何でも叶い、その都度皮は縮み、同様に命も縮めていく。
こういう悪魔との契約っぽい、ファウスト的な感じ・・・好きだなぁ。
絵筆を持ちながら悶々としてると、ついつい何かを求めてしまう。
・・・だって、難しいんだもの。
2024/09/01 Sun
『魔の山』最後に方に出てくる、ペーペルコルンというオランダ人。
終始ヘンテコで意味不明な喋り方をする、大きな手をした年配の経営者。
「ペーペルコルンは、今ブランデーを一杯ひっかけます」と自分で言う w
しかし、あの論理的弁舌の鬼であるゼテムブリーニとナフタが束になっても
彼には到底敵わない。なんだろね・・・王者の気質かな。好きな人物だ。
小説を読む愉しみのひとつが、個性豊かな人物に出会えること。
次は『ファウスト博士』トーマス・マン (1947) の世界に、そっと入る。