Oct 2025

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「時間」は時計じゃない・・・のはよくわかってるけどさ。

たぶん、光と重力あたりかな・・・とアテをつけてるのだけど、
でもそうなると、もう支離滅裂になってくる。

居直って、真っ白なキャンバスを展示しても、なにも面白くないし。

〜 〜 〜 〜 〜

先日食べた林檎はもう存在しておらず、10月17日の絵の中に残ってる。
もうひとつの林檎は、24日の現在、実物と絵の両方に存在してる。

この日記を今見た人は、写真の中に両方の林檎の存在を確認する。
25日に林檎が無くなっても、絵が加筆されたりしても。


ん・・・時間って観測し始めると、どんどん・・・こう捻れていくのね。







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老子は、水のように流れるまま生きよと云う。

よし・・・と水のように寝そべったまま、何時間もじ〜っとする。
これ、すごい度胸だ。

でも、まだまだ修行が足りないのだろう。

なにやってんだ、早く作品を描かねばっと、首がすぐ持ち上がってしまう。
水が60%の、ただの人間だ。


時間とは何かを突き詰める為に「時間」に追われてたら、もう笑い草よ。







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ようやくDMが出来ました。
いやはや・・・

開催まであと3週間。
全集中して、描いて参ります。

ぜひお越しくださいませ!

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蒲原元 絵画個展
「時の観測者」

2025年11月11日(火)〜16日(日)
11:00〜17:30(最終日は16:30終了)

GALLERY & CAFE
ジャック&豆の木
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜2-4-39 松田屋本店ビル1F

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家から持ってきた小さな姫林檎を、ポンと台に載せる。

アトリエでは、ほぼ何も食べないことにしている。
その方が体調が良いし、なにより精神的にラクなのだ。

でも・・・こう見てたら、無性に食べたくなってきた。

有機栽培だし、皮ごとシャコっと齧ると、さぞ甘酸っぱくて旨いだろうと。
急いでパレットを持ち出し、せっせと描き始める。
食べてしまうと、もう描けないからね。

〜 〜 〜 〜 〜

コトッと筆を置いて、手を洗う。

絵を眺めながら、そして豪快に齧る。







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この小さな星に5人くらい。そんな星が宇宙空間に幾多も点在している。
・・・そんな世界は、どうだろう。

友達と飲みに行く時は、軽く星間移動してふわりと別の星に降り立つのだ。
飲み屋だけぎゅっとした星とかあったりね。でも帰り道が大変そう。

全員が孤島の灯台守・・・みたいな感覚なのかな。

フェスや盆踊りなどの大きな催事は出来ないけれど、
人々は自分の時間や住んでる星のことを、もっと意識して大切にしながら
生きていくような、そんな気がする。


・・・うん、個展前はちょいとノイローゼ気味になるのさ。







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涼しくなったら、お伊勢参りに行きたいな・・・と計画してたけど無理だ。
やるべきことが山積み。個展さえままならぬ状況という。

まあ、いつものことだね。

2泊3日くらいで、温泉宿に泊まって・・・
などと空想しながら筆を動かしてたら、温泉に浸かってる絵になり。

裸体ばかりなのもアレかなと、いつの間にか人が建物に変わったり。


僕の絵は、X線で回顧していくと意外と面白いと思う。







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アトリエに朝陽が射し込んでくる。筆たちにも、僕の横顔にも。

あぁ、もう10月なのかぁ・・・と、ぼんやりしながら。

ところで「もう年末ですねぇ」とか「もう梅雨の季節ですかぁ」など
時間が早く過ぎ往くことに関して、我々は概ねネガティヴな物言いをする。

時間が早い=人生にとってあまりよくない、という図式なのかな。
「光陰矢の如し」も、そんな元気の出る諺じゃないし。


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夜は夜で、また静かに時間が流れる。

もう10月なのに、DMの絵が仕上がってないのかぁ・・・
と、今度は愚痴までこぼしたりする。


ん〜・・・どうも人類は時間に対して、文句ばかり言ってる気がする。

待ち時間がたっぷりあると、長いなぁ・・・とかすぐ言うしね。