Feb 2025

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チュージー店内にもうひとつ、昔描いた小さい絵も飾られてる。

この連作は、ほぼ何も考えずに出来心で描いたもの。
もはや描いた記憶さえおぼろげだったりする。でもそれくらいがイイ。

NYの美術館所蔵作品・日捲りカレンダーが、周囲にばしばし貼られてて、
なかなか穏やかなカオス状態。

それもまた、イイ。







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西早稲田に行って、店内絵画の差し替えをする。
喜んでもらえるのって、純粋に嬉しいね。

カットもしてもらい、心身共にさっぱり。

久しぶりに高田馬場を歩いたけど、外国人の多さにびっくり。
店舗も中国系のが増えていたり、いろいろな変化を肌で感じる。

このチュージーも、来月から業務形態を変えていく様子。

変化していく時代なんだね。







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最近アトリエでのマイブームは・・・仮面はずし。

しかしこれが、とても難しい。

知らない人と向かい合わせに座った時のアレ。それと同じような難しさ。
たぶん、無意識であれ色々な仮面を付けて会話するよね。社会人として。

そこをすっぴんで居座り続ける、危なっかしさと潔さみたいなもの。


今日も筆を握りながら、やたら緊張したりヘラヘラしたり・・・修行中。







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かつて子ども達もお世話になった、近所の幼稚園。
50周年ということもあり、壁画の修復・描写のご相談。

この壁の絵だけは消したくないらしい。どうしようかな・・・

壁画はいろいろ描いてきたので、依頼側の勇気と不安はよく知ってる。
もしヘンテコな絵を壁に描かれたら、もうどうしようもないからね。

まず信頼してもらうことが大切ですね、少しずつ丁寧に進めていこう。







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北大路魯山人『梅にうぐいす』の朗読を聴きながら。

ある若い歌人が、うぐいすを題材に歌を作るとしたら・・・と尋ねられ、
返答に困っていると、梅を配するのはいかがでしょう、と老人。

しかしそれでは余りにも在り来たりで陳腐なのでは、と歌人。


そこを優しく嗜めるので、聴きながら何度も頷いてしまう。
若い時にはとんと判らなかった感覚だ。

新しい歌を求め机上で片付けようとする姿勢こそが、陳腐というね。


うぐいすは梅を好む、という自然の広さね。







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ナントに住んでた頃、友人達とイルドゥア島へ行って野宿したことがある。
キブロンからすぐの小さな島だ。

皆から少し離れた断崖の突端に、ポツンと1人用テントを張る。静かだ。

GEN、そこデンジャーだからこっち来いって、と心配されても我を通した。
たぶん、昔からそういうのが好きなんだと思う。


なんだろうね・・・こればかりは、どうしようもない。







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NFTでデジタル化した貴方の絵画3点、ぜひ買いたいです・・・

とDMで外国の方から突然声が掛かり、しばらく波長を乱された。
結果的に言うと・・・巧妙な詐欺ですね。

フランスにいた若い頃は、絵の売買っていきなり決まることが多かった。
ギャラリーにスッと知らない人が入ってきて、10秒くらいじーっと眺め、
「これとこれ、好き。買います」みたいな。決断が早いのね。

4ヶ月分の生活費確保、よかったぁ・・・と、早速交渉手続きしながら、
・・・いや、待てよと。

そこから5時間くらいNFTを勉強し、金銭等の問題事例を検索し続ける。
・・・あ、やっぱ詐欺だこれ、と。気が付くともう真夜中。


ああもう、せっかく良い流れでコツコツ描けてたのに〜(怒)







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どういう風の吹き回しかな・・・

小さい絵を描いてる時間が、もう楽しくて楽しくて仕方なかった。
脳の仕組みがどうなってるのか、もうさっぱりだ。

家に帰るの面倒くさ・・・と感じたのって、久しぶりかも。


仏教思想や心理学や物理学の本を、まとめて図書館に返却する。
いつのまにか、孤独感に苦しんでたんだなぁ・・・と我を省みる。

いやはや。

不思議だけど、今はこの孤独がなんとも言えず、イイ。







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小さい作品と定めたくせに、大きな絵に心が向いてしまうこの性。

ホント、どーかしてると思う。

いい歳して、いまだに描くものが広く雑多で、一向に定まらない。
定まってる画家やイラストレーターを数多見るけど、不思議で仕方ない。

SNSを見てひとつ達観したのは、売れてる人は定まってる人だ。


それでも定めようとしないのって、やはりどーかしてると思う。