Mar 2014

P1130909

久しぶりにヌードクロッキー。
「観る」と「描く」の境界はどこだろう。
「線」と「影」の棲み分けはどこだろう。

じっくり観て、そしてゆっくり描く。
作業的な動きはもう無意味さ。その先を、もっと澄んだ高さを。

・・・・・

気付いたら、モデルさんがぐっすり眠ってしまっている。
そっとしておこう。







P1130765'

最終日、今回飾られたの子達のアタマを、ひとつひとつ撫でてやる。
たくさん覗き込まれても、そのままでよく頑張りましたね。

僕は会場に居座りながら、あ・・・今回で最後かなと感じる。

描くスタンスが変化してから、自分の求める手応えも
大きく変化していることに気付く。

これからは、しなやかに大きなストロークで動いて、
社会の流れるエネルギーのなかの元気な細胞のひとつになろう。

どういう方角へ行こうか、思案しつつ
描きたい絵は、今までになく溢れている。

いつかまた個展をする時が、
楽しみだ。










P1130712

明日はもう搬入、今日はたくさん描いた子ども達を並べて、
汚れた顔を拭いている。よくまあ、遊んで泥んこになっちまって・・・

よそ行きの新しい服と革靴を履かせたりしていたよなぁ、と振り返る。
知らない土地で知らない人々に覗き込まれても、そして嫁いでいっても、不憫のないようにと。

・・・・・

今はただ、顔を拭いてあげてるだけ。

そのままで、いきなさい。
それがいちばんおまえらしいからさ。
何か言われても、いちいち気にするなよ。
さ、胸を張っていきなさい。


個展自体は、正直言うと、もうどうでもいい。こんな気分は初めて。

ひとりずつ、子ども達のおしりを軽くポンと叩いて、
「ダイジョウブ、じゃあサヨナラ」と
送り出してあげている。







P1130713

どうやら、風邪ではなかったみたい。
少年の自分と合体してたから、熱が出たのでしょう。

いくつもいくつも
作品が生まれてきている。

とても自然に。