Sep 2016

P1220483

次はカフェの立て看板。入口によくあるメニュー板だ。
黒板だと思って購入したら、ツルツルのブラックボード。絵具がはじいてはじいて悪戦苦闘。

試行錯誤の末、画用紙に油絵で描いたものをボンド貼り、という裏技で解決。
POSCAのホワイトペンは優秀。

しかし、なんか暑いなぁ今日は。






P1220481

ディレクションとグラフィック作業も一段落したので、あとは手の作業。
店看板と館内図をせっせと作る。ノコギリ、カッター、ヤスリ、ボンド、絵具、部屋ごっちゃごちゃ。

プラモデルは説明書があるから飽きるけど、こういうのは全然楽しい。かなりアタマ捻るけど。

館内図も、これまたフリーハンドで細い角材を組合わせている。
定規は普段から使わない主義。







IMG_0175

看板の続き。
今や、ポスター・チラシなどのタイトル文字入れは、パソコン上が常識となったけど、
一昔前までは手でせっせと書いていたのだ。レタリングとか呼ばれていた。

型紙で輪郭をとってから、息を止めつつ絵筆でスーッとなぞっていく。
弱いなと思ったら、一文字づつ輪郭線を黒や白で付け足していく。

僕は絵画の方でも、英文字をよくフリーハンドで多様するけど、日本語は無理だ。
習字やっとけばよかったな・・・と思ったこと、これで200回目くらい。






P1220471

麹町の新施設も各部屋、着々と出来上がりつつある。
そろそろ、正面玄関に掛ける大きな看板にとりかかることにする。

こういうデザインとしてのイラストを描く時と、油彩でキャンバスに描く時と、
違うエネルギーでアタマが動いてる感じがする。

・ ・ ・ ・ ・

そして、このまま老年期までコツコツやっていれば、そのふたつが再び
ふわりと重なる時が来るような、そんな予感もしている。






P1220449

出すものがごちゃごちゃしてるのは、画家の内面がヘンだから。
でも片付けちゃうと、つまんない画になるから、大人になっちゃいけない。

ごちゃっとした構造のまま、どこか温かくて、
そのなかを涼しい風がひゅっと吹いてさえくれれば、
もう、言うことない。







P1220430

今日は銀座YAMAHA-HALLでのライブ。
アニメーションをお蔵入りにしてからは、このiPadのVJアプリに頼ることにする。

ほぼ徹夜して、画像と映像素材を入れ込んで出発。

会場に着いてから、ブースのなかで格闘開始。プロジェクターとこのアプリの相性を合わせるのに一苦労。
操作画面が写ってしまったり、縦横比がヘンになったり、ぷつんと何も写らなくなったり、2時間以上冷汗をかく。

時間上、リハは1回だけ。裕さんの動きと音を記憶して、あとは客入りの時間にひたすらシュミレーション・・・

しかし本番は、スッとうまくできた。あまりに緊張と冷汗のため、その4分のあとはポ〜ッと放心してしまう。
デジタルものって、ホントに緊張する。でも、よかった・・・ライブの役に立てて。