P1012381

地獄から少し離れて、アトリエで「適当」の練習。
ふっと出てきたこの3人は・・・一体なんだ?
とか、いちいち考えない。もう流れに任せる。


ちょっと気分転換に読書。ごろんと寝転んで、久々にカラマーゾフの続き。

・・・あれ?

妖艶なグルーシェニカが、いきなり蜘蛛の糸と全く同じ昔話をしている。
びっくりして、思わず起き上がってしまった。

糸がネギに変わってるけど、ロシアの民話からなのか・・・


秘かに、地獄ブーム。







jigoku01

地獄について、改めて勉強している。

8つ。上から等活・黒縄・衆合・叫喚・大叫喚・焦熱・大焦熱・無間。
犍陀多(かんだた)は、相当な罪人だから、きっと無間地獄だろう。

一番軽い等活地獄でも、死ぬほど苦痛を味わう。でも死ねないから辛い。
そして抑留期間は、まあ1兆年くらい。・・・長過ぎだろ、幾ら何でも。

下層に行くに従って、苦痛も期間もどんどん追加されるシステムだ。


いやはや・・・ムリだ、地獄でやってくのは。

今が、ホント幸せ。







P1012371

指示が与えられた作業は、しんどくても歩いていける。
さらに没頭すればするほど、修行僧のように前に進んでいける。

じゃあ、自分から描く絵は・・・
なかなか進まない。そういうもんかねぇ、と呆れるばかり。


しかし最近、発明した「技」で少しずつ歩き始めている。

奥義「適当」


実はこの技が超難しい。でも体得すれば、もはや無双。
水の上を歩けちゃうくらいの境地に等しい。

適当だ。







2021-02-14

グッズ、アルバムもそろそろ本腰入れませうと、と身体から信号が。
ジャケットはページ数たっぷり、ブックレットに近いかな。

今時CDなんて・・・という此のご時世に逆らってる感が、また良い。


夕食時、なぜか子ども達と地底人の話。地底人って耳無いのかも説まで。
だとしたら、ミュージシャンはいないな。あと、暗いから画家もいない。

そもそも地底に潜って、何してるんだ。でもまあ、仕事はあるだろね。

締め切りに追われてる、中年の地底人。
・・・仲良しになれるかも。

でも僕の仕事の意味を、全く、理解してくれそうもない。








P1012360

4月にライブがあるので、新しいアニメーション開始。

「星の王子さま」シリーズは、もう完結したと思ってたので、寝耳に水。
でも姐さんから新曲音源。恐る恐る聴いてみると・・・あらっ、凄く良い。

ゆえに2章、追加することに。それと芥川の「蜘蛛の糸」もね。


キャラって、ホント大事だから、
ここのスケッチは、じっくり何度も何度も・・・







P1012359

連日ず〜っとやってた冊子の編集作業も、ようやくひと段落。
このスキにいろいろやっておこう。

キャンバスを広げて、注文の絵たちを。

あれっ?道具だらけのアトリエなのに、ハサミがない。
一旦ツナギを脱いで、街へ。ついアイラ島のウイスキーを買ってしまう。

ラガヴーリン8年。久々に飲んだら、やっぱり美味いわ。
普段のより5倍高いけど、そのぶん倍くらいの充実感がある。

ん・・・損してるのか?

いいや、どんどん描こう。







P1012348

冬の日差し、3人で打ち合わせ。天井の高いカフェ。

久しぶりに会うと、嬉しくてつい飲んでしまう。反動でお仕事どっさり。
ええと・・・まあ、なんとかなるかな。・・・まあ、なるようになるさ。


P1012353

じゃあね、と別れて、次は二人展を覗きに吉祥寺へ。

そっと耳元で囁くような小さな絵たち。
続けてることが、今なによりの財産だね。

帰りの電車、イワンとアリョーシャがごちゃごちゃ喋るなか、寝落ち。








P1012341

一通り描いては、ゴロンと寝転がって、しばし読書
「カラマーゾフの兄弟」をゆっくり読んでる。

ちょうど半分くらい。様々な登場人物が次から次へと。
でも誰ひとり好きになれない。これって凄いな・・・


好きなものだけで絵にしよう、と思ってた時期もあった。
いろいろ混ぜた方がいい、と今は思ってる。

でも、全部好きじゃない世界って、そんなやったことないよ。







P1012340

いろいろな仕事現場に足を突っ込んで踠くのが、もはや習性かも。

今は、出版・製本のイロハを一から習得している。学ぶこと多し。
専門書を片手に、ああ・・・なるほど、そうか、と。

でも、この足の習性は一体なんだろ・・・
何故ひとつに落ち着いてないのか、といつも疑問に思う。


久しぶりに、アトリエ。

ここは長年、慣れ親しんだ現場だ。
踠いてるけど。







P1012323

炭で、すーっとアテをつける。

・・・そして腕を組む。

ちょっと炭の気持ちになってみる。身を削って役割を果たしてるけど、
炭のまま画布上に残ってることは、ほぼない。消える運命だ。

その切ない運命を想い、指にぐっと力が入る。
ぼきと折れる。あ、ゴメン。


さて・・・
凄い量の仕事が次々重なってきて、久しぶりに無重力ふわふわ感覚。

ひとつずつ、コツコツと。








P1012311

近々設立される施設を下見。工事も急ピッチで進んでる。
う〜ん・・・なるほど。今までとは、ちょっと勝手が違う感じ。
ここはデリケートにデザインを進めていこう。

頼みの綱は壁画だけど、どうかな・・・。これも慎重にやろう。



P1012318

電車を乗り換えて、ルクセンブルク大使館へ。上質な内観にびっくり。
素敵なご夫婦がお迎えしてくれる。お嬢さんの部屋に飾る、絵画の相談。

久しぶりのフランス語で、早くも脳が酸欠。次まで脳の筋トレしとこ。

ここは、大きくて、のびのびした絵にしよう。








P1012296

左手にしたり、指だけにしたり。
余計なものをできるだけ捨てて。あと自分の考えとかもいらないよなぁ。

たぶん、絵の行方って、その絵に全身で従っちゃうのがいいんだろね。
1ミリも余念を挟まずに。


・・・アシスタントなのか、画家って。

あ、違う・・・イタコなのか、だ。







P1012279

トップページの絵画のなかに、小さく刻まれてる文字。
これは、たまたまその時聴いてた、音楽のアルバムタイトル。

そんなのばっかりだ。

ウイスキーのラベルや、アクリル絵具の成分表記など。
文章として載せるに値しない、というとこがまた。


道徳的に無意味なモノって、ワリとお行儀が良いのだ。








P1012291

プラトーノフを読んでると、知らず遠い処にいってしまう。
砂漠の匂いや、北の草原の匂い。雪のなかの汽車の匂い。
はっと我に返って、そそくさと台所に行って、出汁をとりネギを切る。

ナボコフとドフトエフスキーにも手を出したりして、なんだ・・・
僕は一体どこに向かってるんだ・・・。もう、さっぱり。
とりあえず、ゴボウを洗って皮を剥いてから、細かく刻む。

ゴボウを切ってる時の匂いが、妙に好き。落ち着く。

あと、油彩絵具や揮発油の匂いも、落ち着くねぇ。
久しぶりに描くと、またひとしお。匂いを求めてるのか・・・

なにを描いてるのかは、やはりさっぱり。







legrandcahier

電車のなかは、ヒマなので読書。
ハンガリーにいこう。アゴタ・クリストフの悪童日記。

ナチス・ドイツ後すぐスターリン・ロシア。地理的にやってらんない国だ。
シュールで残酷で、でも涼しく乾いてて、ユーモアが散りばめられてる。


章終わりでふ〜っと一息ついて顔を上げると、ちょうど降りる駅。
毎回なんだろ、この能力は。

あとこの女中、ちょっとエロくていい。