大晦日
2020/12/31 Thu
正月になるといただくのが、鯛の煮凝り。
アレ美味しいよねぇ、と話してて共感を得たことが、今まで一度もない。
たぶん・・・カモハラ家だけの伝統じゃないかと踏んでる。
〜 〜 〜 〜 〜
我が家の夜は静か。皆早々に寝てしまう。
独り台所でウイスキーを片手に、静かに煮る。ハイエナは夜更かし。
頃合いを見て、火を止める。冷えて明朝には煮凝りになるのだ。
さて、とラップしようとしたら、端がぴったり。うあ・・・
指と爪で永遠と・・・
ようやくラップが復旧したら、もう年越しとる。
いいスタート。
色彩
2020/12/31 Thu
ぴしっと大気が冷えてる・・・いいね。
おかげで、夕暮れの色がおもしろい。
いいんじゃないか。
ヒドイ年だったけど、今日の空がキレイで。
成長
2020/12/29 Tue
よしっ、大掃除するぞ。
子ども達に発破をかけて、庭から床から風呂場まで。
おむつ姿であうあーとか言ってた奴らが、今やもうテキパキ掃除してる。
成長って、すごい・・・
それに引き換えボルト氏は、5年も経つのに寝てばかり。何ひとつしない。
日本語覚えないし、食器も洗わない。アリガトくらい言ってもイイと思う。
擦れてきた壁を塗り直そうかと思ったけど、また来年にしよう。
ちなみに、三重から贈られてきたこの日本酒。恐ろしく旨い・・・
空気の色
2020/12/17 Thu
こんな僕でも、寒く感じる。でも心地よい。
なにより、今日は抜群に光が綺麗だ・・・
19歳、初めてパリの夕焼けを見た時、あぁ・・・ずるいっと思った。
21歳、スペイン地中海沿でバスの車窓から見た夕焼けは、鳥肌が出た。
31歳、アムステルダムで夏の日差しに包まれた時は、失禁しそうだった。
ちょうど、45歳。うん、まあその・・・綺麗。うん。
ホントに。
眺め
2020/12/16 Wed
いろんな人が、ただ食事したり喋ったりしてる姿が、面白い。
なんでだろうな・・・
新宿にて、グッズデザインや次作アニメーションの打ち合わせ。
ワイングラスを傾けつつ、得意技よそ見。
自然・・・だからかな。
後ろ姿や横顔や仕草に、その人そのものが出ちゃってる気がする。
あまり写真とかダメよ、気をつけて、と姐さん達に諭される。
確かに。・・・デッサンはいいのかな。
他人との距離って、難しい。
値下がり
2020/12/09 Wed
冬らしい肌寒さ。夕食を用意しながら、熱燗をちびちびやるのが日課。
台所に立ったまま、すぐに酔っ払いが出来上がる。
そういえばスーパーに買物行ったら、白菜やら小松菜、ブロッコリーまで
葉ものが異様に値下がりしてる。キャベツなんてもう、半額以下だ。
あ、もしかして・・・ここに書いたからか、絵馬的なあれか。
じゃあ今度は、ウイスキーを泣きながら。
それとお米。絵具と筆もほろほろ涙流しながらレジへ。
鼻啜りながらコンビニで煙草。あと健康保険の支払いも・・・
ソビエトの力、なめたらあかん。
涙
2020/12/01 Tue
引き続き、ソビエトの短編文学に浸っている。
気になる作家が何人か出てきたけど、哀しいかな殆ど翻訳されてない。
あと、本のなかで女性がよく涙を流す。ホント、すぐ泣くのだ。
そういえば、平家物語でもよく泣いてた。貴族も武士も宮廷の女性も、
皆すぐ、ほろほろと泣くのだ。
僕は、普段から全く泣かない。感受性が鈍いのか・・・
嬉し泣きや悲し泣きで溢れ返るのも、それはそれでいいかも。
お爺さんから女子高生から、皆ほろほろおいおいやってる賑やかな街。
今度スーパーで、値上がりしたキャベツを、泣きながら買おうか。