Oct 2020

カヌー

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江ノ島をぐるっと一周してきた。

歩きでは大したことない距離も、海面となると、もはや修行のひとつに。
凪だったけど、潮の流れによってはリポビタンDの広告に使えそうな場面も。

海と遊ぶ時はいつも真剣。
友人と共に、乗り越えた波。海風。父親としての覚悟・・・

帰宅して嫁さんに写真を見せたら、あら楽しそう。優雅ね〜。


伝わり難いのだ。






落葉

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浄土院には程遠いものの、あれから毎朝掃き掃除をしている。

桜・ハナミズキ・カイヅカイブキなどが、毎日毎日葉っぱを落としてくる。
僕もフケが細雪のように落ち続けるけど、樹もよくそんなに落とすなぁと。

いっそ、樹ごと切っちゃえば話が早いけど、それはそれで面白くない。


というか掃き掃除、かなり面白く感じてる・・・

じじいの準備万端か。







芳香 白川

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専心な仏教徒ではないけど、ご先祖にはいつもお祈りをしてる。
とくに何も願ってない、手を合わすだけ。願うと煩悩が溢れ出しそうだし。

僕はもともと装飾品などに全く興味がない。いつも小僧のように身軽だ。

でも先日の延暦寺で、天台宗の数珠とお香をゲットした。
謂わば、ロレックスにディオールの香水みたいなものだ。

お香を焚くと、あっという間に比叡山へと飛んでいく。
向こうで、ボルトがぶしっとくしゃみをする。

南無・・・







寄席

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秋晴れのなか、新宿へ。正太郎さんとお昼をご一緒してから、末廣亭。
初心者なので、裕姐さんにガイドしてもらう。ここは趣があって良い空間。

笑いながら、少しデッサンしたりもする。


帰り際にちょっと立ち呑み屋で、焼鳥とお酒を引っ掛ける。ちょっとだけ。

音語りの色、次作の構想。頭の片隅に少し文学作品候補はあるけどね。
そのひとつを、姐さんがぽんっと言われたのには、びっくり。

難しいけど、それやってみましょうか・・・







読書の秋

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ゆっくり静かに読もうと思って、ずっと本棚にしまっておいた。
でもなかなかヒマにならないので、つい開いてしまう。

自然描写が手に取るように素晴らしく、五感があっという間に山と磯へ。

こりゃ、いかん・・・

玄関先の落葉拾いと庭掃除をして、またアニメーション作業に戻る。
レンダリングの合間に、ちらっとスカートを捲るように、少し開いては
そそくさと閉じる。


未だに時間の使い方がよくわかってない、44歳の秋。







過去

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十年前の今、なにをしてたか。

サイパンで、スキューバーダイビングのライセンスを取ってた。
なにやってんだ一体・・・

普通自動車免許を取るべきでしょう。ふつう。
でも、クルマは今生では、もういいのだ。


ちなみに、僕は助手席に乗るのが上手い。

「助手席プロだね・・・」と4人の友人から太鼓判を押されている。







比叡山

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比叡山、延暦寺へ。
両親と20年振りくらいの旅。前からずっと訪れたかった場所だ。

寺内の会館で精進料理をいただいて、翌朝からさっそく独り山歩き。

誰もいない・・・

根本中堂からお参りを始めて、鐘楼をご〜ん。そして東塔・阿弥陀堂。
細い山道を進んで行き、最澄上人御廟所である浄土院へ。


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凛とした清潔な空間。塵ひとつ落ちてない。
先日整頓したウチの庭なんて、話になりません。

西塔へ行き、釈迦堂をお参り。それから回峰行者の通る山道をずっと歩く。


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作務衣に数珠持って、雨の中を何時間もひたすら。とにかく誰もいない。
深い静寂。もしヨーダが座ってても、たぶんそんなに驚かないと思う。


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玉体杉を通り抜け、ようやく横川中堂に。お参りして、また鐘をご〜ん。
もう靴も作務衣もビショビショだけど、心身は上気している。

東塔へ戻って、今度は反対方向の無動寺谷へ。これがまた厳しい勾配・・・


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ついに到着。あの無動寺・明王堂。
ここだ・・・。怖々と不動明王像に手を合わせる。

帰り道はゆっくり。

悩み明け暮れてた当時19歳の自分、もしフランスの前にここに来てたら、
筆を置いて、迷わずこの世界に飛び込んでたね。

いやはや・・・









Memo

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久々に学芸大学駅。東京にいた頃は近所だったから、ホッとする街。
416グリリングで、友達とお仕事の打ち合わせ。料理もワインも絶品。

いろいろ感慨深いこともあり、良い時間だった。メモは白紙だけど充分ね。
長年の友は、財産。歳を重ね、皆オトナです。


話は変わり、ちょっと明日、比叡山に向かいます。






整理

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ずっとごちゃっとなっていた物置を、整理して薪置き棚に。
蚊にぶちぶち刺されながらも、考えながら屋根作ったり補強したり・・・

反対側にもこの倍の長さの棚を作った。汗掻いたけど、スッキリ片付く。

身の回りを整えるのって、つくづくタイヘンだ・・・
ぼ〜っとしてたらすぐ散らかるし。整理整頓、なるべく心掛けよう。


その点、左の毛のヒトは、散らかし名人。