genkamohara_hoshi

描いた絵を、そっと動かし始める。

この「そっと」が・・・好きな瞬間。
今後、多くをAIが代行してくれるだろうけど、この瞬間だけは譲れない。

あえて動かさない、とか
気付かないようなものだけ動かす、とか

残された小さな、だけど限りない自由。







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映像用の絵だけど、油絵でしっかり描いておこうかなと。

というわけで、花屋まで行って薔薇を買い求める。
わりと高いけどまあ、仕方ない。程良い形を選んで、包んでもらう。

なんだろ・・・薔薇持って街を歩くのって、物凄く恥ずかしい。

急いでアトリエに戻り冷汗を拭いてから、描き始める・・・


絵具まみれの空間に、場違いな甘い芳香がふわっと漂い始める。







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ナイフでゆっくりとペタペタ塗る。
何も一切考えずに、気の赴くままに・・・

で、こんな不均等なカタチになるのだから、もうナゾですね。

筆休めに、小説「三体」をもう一度辿ってる。
超高度な三体文明も、地球人のココロだけは読めなかったしね。

心理学者だと読めるのかしら・・・







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朝陽を浴びる時に、ぐ〜・・・と背伸びして気分を上げてる。
太陽って、チカラがすごいからね。

ココロのエネルギーが上がると、やはり仕事やお誘いが増えてくる。
ただこれ以上増えてくると、もう個展に手が回らなくなる・・・

ゆえに、朝の背伸びをちょい抑えめに。







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もうひとつの舞台は、日韓合同メンバーによる芝居作品。
両国の重たい歴史の影を、文楽を手法としたアニメーション表現で・・・

・・・という、超難しい依頼。

PCでコツコツやってたら死ぬな、と思って新しい幻灯機を作成する。
作業面を大きく機能的に、光源はLEDに、モニタも大きく高画質に。

サンドアートや影絵をやってたのが15年前。機材もグレードアップをね。


アトリエに溜まってるガラクタや長年の忘れものを、
全部味方にして、使っていこう。







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新しい舞台仕事のひとつは、朗読劇。
なんと、偶然にも星の王子さま。

企画の軸がしっかりしてるので、本番が今から楽しみだ。

とりあえず、油絵で描き始めてから、映像に落とし込んでいこう。

演出側からは絵画とアニメーションの微妙な中間を求められているので、
ずっとやりたかったことですね。気合いが入ります。







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イベント系のお仕事が、また増えてきましたね・・・

個展の予定を入れると、いつもそこにぎゅっと仕事が集まってくる。
たぶん世の中ってそういう仕組みなんだろう、と開き直りつつ。

でもなにかしら必要とされるのって嬉しいから、がんばろ。


最近は眠くなるとすぐ寝ちゃう爺さんみたいな体質になってきたので、
時間の使い方だけは、注意しよう。







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外では、冷たい風と湿った雪が降り始めてる。
こういう時は、逆に静かなアトリエ時間が妙に落ち着く。

何を描くか・・・に時間を取られてたけど、日常を全て現象として捉えたら
絵のなかも同じように捉えられるかも知れない、と。

現実は現実、絵画は絵画・・・じゃなくてね。同じ世界のゆらぎ、として。

もしこれを感覚としてナチュラルに体得できたら、
たぶん、魔法使いになれるかも。







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チュージー店内にもうひとつ、昔描いた小さい絵も飾られてる。

この連作は、ほぼ何も考えずに出来心で描いたもの。
もはや描いた記憶さえおぼろげだったりする。でもそれくらいがイイ。

NYの美術館所蔵作品・日捲りカレンダーが、周囲にばしばし貼られてて、
なかなか穏やかなカオス状態。

それもまた、イイ。







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西早稲田に行って、店内絵画の差し替えをする。
喜んでもらえるのって、純粋に嬉しいね。

カットもしてもらい、心身共にさっぱり。

久しぶりに高田馬場を歩いたけど、外国人の多さにびっくり。
店舗も中国系のが増えていたり、いろいろな変化を肌で感じる。

このチュージーも、来月から業務形態を変えていく様子。

変化していく時代なんだね。







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最近アトリエでのマイブームは・・・仮面はずし。

しかしこれが、とても難しい。

知らない人と向かい合わせに座った時のアレ。それと同じような難しさ。
たぶん、無意識であれ色々な仮面を付けて会話するよね。社会人として。

そこをすっぴんで居座り続ける、危なっかしさと潔さみたいなもの。


今日も筆を握りながら、やたら緊張したりヘラヘラしたり・・・修行中。







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かつて子ども達もお世話になった、近所の幼稚園。
50周年ということもあり、壁画の修復・描写のご相談。

この壁の絵だけは消したくないらしい。どうしようかな・・・

壁画はいろいろ描いてきたので、依頼側の勇気と不安はよく知ってる。
もしヘンテコな絵を壁に描かれたら、もうどうしようもないからね。

まず信頼してもらうことが大切ですね、少しずつ丁寧に進めていこう。







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北大路魯山人『梅にうぐいす』の朗読を聴きながら。

ある若い歌人が、うぐいすを題材に歌を作るとしたら・・・と尋ねられ、
返答に困っていると、梅を配するのはいかがでしょう、と老人。

しかしそれでは余りにも在り来たりで陳腐なのでは、と歌人。


そこを優しく嗜めるので、聴きながら何度も頷いてしまう。
若い時にはとんと判らなかった感覚だ。

新しい歌を求め机上で片付けようとする姿勢こそが、陳腐というね。


うぐいすは梅を好む、という自然の広さね。







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ナントに住んでた頃、友人達とイルドゥア島へ行って野宿したことがある。
キブロンからすぐの小さな島だ。

皆から少し離れた断崖の突端に、ポツンと1人用テントを張る。静かだ。

GEN、そこデンジャーだからこっち来いって、と心配されても我を通した。
たぶん、昔からそういうのが好きなんだと思う。


なんだろうね・・・こればかりは、どうしようもない。







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NFTでデジタル化した貴方の絵画3点、ぜひ買いたいです・・・

とDMで外国の方から突然声が掛かり、しばらく波長を乱された。
結果的に言うと・・・巧妙な詐欺ですね。

フランスにいた若い頃は、絵の売買っていきなり決まることが多かった。
ギャラリーにスッと知らない人が入ってきて、10秒くらいじーっと眺め、
「これとこれ、好き。買います」みたいな。決断が早いのね。

4ヶ月分の生活費確保、よかったぁ・・・と、早速交渉手続きしながら、
・・・いや、待てよと。

そこから5時間くらいNFTを勉強し、金銭等の問題事例を検索し続ける。
・・・あ、やっぱ詐欺だこれ、と。気が付くともう真夜中。


ああもう、せっかく良い流れでコツコツ描けてたのに〜(怒)