2024-11-18

今までのスタンスを変えて、自分から発信・共有していく準備を・・・と
なんか最近ずっとザワザワしてたのだけど、つい先刻あることを知った。

しばらく長く続いていた『地の時代』が終わって、この先200年くらいは
『風の時代』になっていくらしい。しかも、もう既に始まってるとか w

〜 〜 〜 〜 〜

先日、AIのイラストアート系を調べたら、ここ数ヶ月の飛躍さに目がテン。
既にこんな繊細で優しい絵が作れるのか・・・と純白の雷に打たれた気分。

これからは、いろんな価値がぐぐ〜っと転回していきそうですね。

そんななか、毎月のイラストは丁寧にコツコツと・・・
ワクワクと戸惑いの狭間で。







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絵描きの独り言・・・昼夜考えてる。

オモシロイをカタチにして届けるのって、すごく難しい。
なにか余計だったり、なにかが足りなかったりすると、もう届かない。


先日、近所にあるこだわり風の唐揚げ屋さんに入ってみた時のこと。
ランチの時間帯なのに、客席には僕と嫁さんのみ。ん〜・・・

唐揚げは、かなり美味かった。こだわってるな〜と唸ってしまうほど。
でも・・・なにか余計だった。微妙な、なにかね。2回目はナシかな。

たぶん、ちょっとしたことなんだろうと思う。

ヒトの心情って。







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今年もまた、親子向けクリスマスコンサート用に下絵を準備。

窓明りや星を描くライブペイントが、とても喜ばれるのでね。
ちょっとした仕掛けや筆を入れる順番など、いろいろと考える。

料理作りでも、そういう順番や効果ってとても大切。
鯵南蛮漬けと同じ皿にチョコアイスのせたら、うわっw てなるし。

今ふと思い出したけど、中学の時、隣の人の弁当箱にみかんがドンっと。
ウインナー・卵焼き・ブロッコリー・みかんどん。

いや、イイと思う。色合いキレイだし。母の労苦もなんか想像できるし。

メリークリスマス・・・







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来年のカレンダーも、ようやく描き終わる。
残るは、裏面のパラパラ漫画。

この5枚ってのがね・・・意外と難しい。7枚だとやり易いのだけど。

でもこの制約のなか、ああだこうだと頭捻ってる時間も、意外と楽しい。

ヘビーイヤー。







2024-11-09'

「絵描きの独り言」という括りにして、風呂敷を広げていってる。

愚痴っぽくなるのはよくないけど、あまり慎重になっても意味がない。
ここの微妙な線引きが、難しくもあり面白いところ。

独り言って・・・基本、心の中でつぶやくモノだからね。
そんな闇の部分を、オモロく表出できたら、良いバランスが出来そう。


並行して、来年のカレンダーを描き始める。

ここには心の淀みや葛藤は、一切入れない・・・それが大切。








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もし自分のマイナスな部分・・・が、燃料になったらいいなと。

今回120号を描きながら、マイナスのバケツを何度も頭から浴びたので、
もうびっしょびしょ w

たぶん・・・こういうのは、絵画にぶつけない方がイイと感じたのね。


そのかわり別の回路にス〜ッとやれば、エネルギーになるんじゃないかと。

もし自分の欠点を燃料に出来たら、きっと半世紀は燃やせそう。

・・・うん、ちょっとやってみよう。







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完成した120号をルーフにしっかり括り付け、嫁さんの運転で東雲まで。

高速に乗ると、ブルーシートが風圧でバタバタバタッと唸り出す・・・

サンルーフの窓から見上げると、まるで映画「インターステラー」のよう。
ワームホールに突入するクーパー船長の気分。機体よ、保ってくれ・・・

1時間半後、他銀河系ではなくフツーに東雲に到着。


帰還航路は、一般道をゆっくり。途中で喜多方ラーメン食べたり。







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花染めの うつろい易き 人心

・・・とは云うものの、ちょっとうつろい過ぎじゃないかと呆れるくらい
コロコロと描くものが変わる。解放してると、一向に定まらない。

いつもの「街の風景画」になりそうだったり。そしてまた、潰したり。

逆さまにしたり、縦長にして描いたり、もうね・・・


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ふっと、不思議な女性が出てきた。ちょっと可笑しい。

・・・うん、これにしよう。







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いやはや・・・

今度はなんだろ・・・惑星のような、或いは水面に浮かぶ蓮のような。

ずっと目と心をフルにして描き続けてるので、クタクタになるけど、
まあ、変化していくのは楽しい。痛気持ちイイ感じですね。

絵具の消費量は、半端ないけど w


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なんか・・・もわもわっと湧いてきた。

これは、ヘンテコな世界へ進みそうな予感。







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夕霧のなか、船に乗ってる人々・・・

そんな情緒的な風景を追っていた時も。
写真家っぽいアングルだね。

う〜ん、コレもなんか、カタイ気がして・・・違うなぁ、と。

ホント、真っ白になりそう。







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自転車をよいしょっと、4階のアトリエまで運び入れる。

左手でゆっくりと心を込めて描く。この自転車は相棒だからね。
実物よりスケールが大きくなっとる。


・・・う〜ん、やっぱり違うなぁ。

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がしがし、と潰す。

この大きさだと、まるで筋トレをしてるよう。







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今ハマってるのが、ドイツ人作家 E.T.A.ホフマン (1776 - 1822)

怪奇的だったり不気味だったりするけど、なんだろ・・・
題材のチョイスからお話の展開まで、すっごく肌に合う。

ヘンタイ性が、良い意味で研ぎ澄まされてる感じ。尊敬ですね。


ふと、キャンバスを見ると・・・絵がめっちゃくちゃ。手もベトベトだ。


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数ヶ月構築したのを潰し、再構築したのをさらに潰し・・・また再々構築。

正直シンドイ瞬間もあるけど、この120号は、やってて気持ち良い。


最後には、真っ白になったりしてね。







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素粒子のなかでも、とくに不思議な存在。ニュートリノ。
発見されたのはワリと昔らしいけど、なんか急に興味が湧いてきてる。

気の遠くなる程小さいけど、膨大な量が飛び回ってるらしい。
そして、なんにも干渉しないので、全てをスーッと通り抜けてしまう。

この「干渉しない」ってところが・・・すごく面白い。


絵なんてまさに、光子の粒がぶつかった反射を目で捉えてるに過ぎない。
絵具には、ただ反射率の違いがあるだけ。赤とか青とかってね。

そこ、通り抜けちゃダメでしょ(笑)・・・と突っ込みながら、描いてる。







2024-10-18

僕にとって、イラストは大切なライフライン。

描く世界が違っても、いや・・・違うからこそ救われてるところがある。
油絵だけだったら、今頃きっと身も心もやられちゃってたと思う・・・

じゃあイラストは手軽か・・・というと、全然。これまたすごく難しい。
ココロを100、そっちに持っていかないと、ホント何ひとつ描けないのだ。


2024-10-17

そのかわり、一旦そこに集中出来ると、作業時間はワリと楽しく流れる。

映画館に入って、長編作品の世界にどっぷりと浸る感じ。
外に出ると「あぁ、ここは映画館だったか・・・」と我に返ったりね。

こういう、異質な同時上映の日もあったり。







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一体、何描いてるんスか?と云われても、もはやよくわからない。

『道』の絵、潰しちゃったんスか?と詰問されたら「・・・ハイ」と俯く。

あ〜あ、と嘆く聖歌隊がうるさいので、ドアをぴしゃりと閉める。
ご利用は計画的に、と保険の勧誘電話もしつこい。いや・・・気のせいだ。


コビトくん、この状況をどう説明してくれるのかね?

・・・そう、こういう時はそっぽ向いて、知らん顔なのだ。


でも、実は感謝している。
潰しても何度でも再構築する、という底力をくれたから。